
ゴルフでは、「ナイスショット!」という言葉をはじめ、同伴者のプレーに対して声を掛ける場面が多々あり、さまざまな掛け声が存在します。
どんな時にどのような掛け声を発すると良いのでしょうか? また、同伴者がミスをしてしまった時は?
特に初心者の方は、自分の発した掛け声が、合っているのか心配になることも。
今回は、ラウンド中に使える掛け声をまとめました。いろいろな掛け声を覚え、積極的に使っていきましょう!
目次
ラウンド中の掛け声で雰囲気が変わる

ラウンドでナイスプレーをした時、同伴者みんなが「ナイスショット!」と掛け声をすると、本人はもちろん、周りの人の気分も盛り上がります。
逆にミスショットをした時に誰も声を掛けなければ、気まずい空気が流れてしまうことも。
同伴者のプレーに掛け声をすることで、その組の雰囲気がガラッと変わります。
せっかくゴルフをするのなら、良い雰囲気になる掛け声を使っていきたいですね。
必ず覚えておきたい掛け声

まずは、必ず覚えておきたい掛け声をご紹介します。
ティーショットにもセカンドショットにも使えるため、一番口にするであろう掛け声「ナイスショット」と、ボールが隣のホールなどに飛んでいってしまった時、危険を知らせるための掛け声「フォアー」です。
この2つは、ラウンドデビュー前に頭に置いておきましょう。
ナイスショット
同伴者のプレーを称える代表的な掛け声です。
ナイスショットを発する時は、必ずボールが落ちた地点を確認してから声を掛けるようにすることがポイント。
空中にボールがあるうちにナイスショットと声を掛けても、どこを見ているんだと反感を買いかねません。
フォアー
同伴者の打ったボールが隣のホールに飛んでいってしまった時、ボールが飛んでいった方向にいる人たちに危険を知らせるため、同伴者全員で「フォアー」の掛け声をします。
ゴルフボールが直撃すると、当たりどころによっては最悪の場合、死に至ることも。
逆に、もしも自分がプレー中に「フォアー」の声が聞こえたら、頭を守りながらその場にしゃがむということを徹底するようにしてください。
相手の良いプレーを称える掛け声

同伴者が良いプレーをした場合、ナイスショット以外の掛け声はたくさんあります。
接待ゴルフや上司などの目上の人とのゴルフで、適切な掛け声をすることで、気分良くプレーをしてくれるはず。
どんな場面でどのような掛け声を使うのか、見ていきましょう。
ナイスオン
セカンドショットやアプローチを放ち、ボールがグリーンに乗った時の掛け声です。
ピンからあまりに遠い位置に乗っても「ナイス」ではないため、ボールが上手くピンに寄った時などに使いましょう。
ナイスイン
パターでボールをカップインさせた時に、掛けましょう。
すべてのカップインに対して言うのではなく、少し距離のあるパッティングなどが入った時に使うと良いですね。
ただし、3パット以上した人に対して、ナイスインは失礼になる時もあるので、言わないほうが無難です。
ナイスアウト
バンカーに入ってしまったボールを上手く出せた人に対しては、この言葉です。
ほかにも、グラスバンカーや斜面からのショット時など、悪い状況から抜け出せた相手を称えるための言葉です。
ナイスタッチ
距離の残ったロングパットで、ファーストパットが上手くピンに寄った時にする掛け声です。
広いグリーンで、あまりに長いパッティングが残ってしまった時は、3パットの覚悟も必要。
タッチやラインを読み切り、ピンに寄せ切ったプレーに称賛を贈りましょう。
ナイスリカバリー
悪いショットを打ってしまった後、それを帳消しにするかのような良いショットに対して、「ナイスリカバリー」の声を掛けます。
林などにボールを打ち込んでしまったにもかかわらず、次のショットでフェアウェイにボールを戻した、などの時に活用すると良いですね。
ミスショットにはフォローの掛け声を

ゴルフでは、ナイスショットばかりでなく、当然のことながらミスショットも生まれます。
ミスショットに対して何も声を掛けなければ、場の雰囲気が悪くなってしまうこともありますので、フォローの声を掛けて士気を高めることも大切です。
ただし、初心者のフォローに頭に来るという人がいる可能性もないわけではありません。相手を見極めて、できる時には掛け声をすると良いでしょう。
惜しい!
ミスショットで少し距離が足りず、ボールが池やバンカーに入ってしまった時、「惜しい」と声を掛けることで、自分も同じ悔しい気持ちだと表現する掛け声です。
パッティングで打ったボールがほんの少しラインを外れてしまった時などにも活用できます。
ナイストライ
アプローチやパッティングで、ピンを狙って果敢に攻めたけれども外れてしまった場合など、相手の勇気に対して「ナイストライ」と掛けましょう。
池やバンカー越えをあえて狙い、失敗してしまったという時にも使える言葉です。
「ナイス」を気にする人もいる?

いろいろな掛け声をご紹介しましたが、相手を称える掛け声には、ほとんど「ナイス」の言葉がついています。
しかしこの「ナイス」、相手の技量により、自分のショットに納得していない場合や、あなたよりも目上の人に声を掛ける場合は、言われた本人が失礼に感じることもあります。
そんな時は、「グッドショット」の言葉もナイスショットと同じような意味を持つため、言い換えると良いですね。
ラウンド中は掛け声で盛り上がろう!

掛け声があるラウンドとないラウンドでは、雰囲気がまったく変わってしまいます。
良いショットには心からの称賛を、ミスショットにもフォローの言葉を掛けて、みんなが気分良くラウンドできるように盛り上げていきましょう。
初めのうちは、どう声を掛けて良いのかわからないことも多いと思いますが、同伴者の言葉を聞きながら、使い所を覚えていくようにしましょう。