基礎知識

初めてのゴルフコンペ!独自のルールを事前に確認しておこう

2021/06/25

初めてのゴルフコンペ!独自のルールを事前に確認しておこう
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ゴルフを始めると、「ゴルフコンペ」のお誘いを受けることがあります。

通常のラウンドと何が違うのか? 行くと決めたのは良いものの、不安を感じている人もいるでしょう。

ゴルフコンペでよく使われる独自のルールや、参加に際しての注意事項を事前に知っておくと当日にバタバタしないでコンペを楽しむことができるでしょう。

ゴルフコンペの種類

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ゴルフコンペには、およそ3つの種類があります。

仲間内のプライベートなコンペから、スコアを真剣にきそう競技コンペまで、さまざまです。

ここでは3種類のコンペについて、簡単に特徴をお伝えします。

プライベートコンペ

ゴルフを好きな昔からの知人や、同じ会社の同僚など、すでに見知った仲間が集まって行うゴルフコンペです。

親睦を深めながら、純粋にゴルフを楽しむことができます。

中心人物が幹事となり、個人や会社が主催する場合が多いです。

オープンコンペ

オープンコンペは、主にゴルフ場やゴルフメーカーなどが主催する競技会のことを指します。

初心者からベテランまで、誰でも気軽に参加できる敷居の低さが魅力です。

ゴルフ場貸し切りなどの大きなコンペの場合、景品が豪華であることも多く、楽しむことができるでしょう。

競技コンペ

ゴルフコンペ自体、「競技会」という意味を持ちますが(コンペ=competitionの略)、ゴルフコースが主催する、そのコースの会員たちで成績を競うコンペのことを「競技」と呼ぶ慣例があります。「月例」や「理事長杯」など、名称はコースによって異なります。

プライベートコンペやオープンコンペの和気あいあいとした雰囲気を持たない場合も多く、上記2つのコンペとは一線を画した存在とも言えるでしょう。

ゴルフコンペでよく使われる主なルール

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ゴルフコンペでは、それぞれのコンペで独自のルールを定めている場合が多いです。

開催前に、そのゴルフコンペの概要やルール説明がメールや書面などで案内があると思いますので、そこに載っているルールがどういうものか、しっかりと覚えていきましょう。

代表的なものは、次の3つです。

6インチOK

正確には「6インチプレースOK」という言葉ですが、これが定められている場合、ボールのライの状態にかかわらず、6インチの範囲内でボールを動かしても良い、というルールです。

6インチとは、約15センチ。片手を軽く広げて、親指から小指までの幅くらい、というのが目安です。

基本的には「あるがまま」でプレーされるゴルフですが、6インチOKと言われたら、ルールを有効に活用し、良い状態でプレーをしてスコアアップを目指すのも作戦の1つです。

ワングリップOK

打ったボールがピンから1グリップの長さ(約30センチ)以内で止まった場合、同伴者から「OK」の掛け声がもらえれば、次のストロークをせずに、ボールを拾い上げて良い、というというルールです。

3打目のアプローチがピンに寄り、「OK」の声で拾い上げれば4打、2打目がピンに寄り、「OK」と拾い上げた時は3打がそのホールのスコアになります。

プレーイング4

ティーショットでOBを打ってしまった場合、通常では同じ場所から3打目として打ち直しが必要ですが、このルールが設定されている場合、「特設ティ」という前方にあるティーインググラウンドから、4打目としてプレーを再開させます。

このルールがあると、OBを打った人も前に進めるため、スロープレー防止に役立ちます。

ゴルフコンペの競技形式

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どのような競技方式で順位を競うのか、ゴルフコンペによって方式が違います。

ゴルフは実力差のある人同士でも、ハンディキャップを設定することで、平等に戦うことができるスポーツです。

常に同じ仲間でコンペを行う場合は、あらかじめ決められたハンディキャップ(持ちハンデ)を用いる場合がありますが、参加者が入れ替わる場合、以下の方法でその日だけのハンディキャップを算出することが多いようです。

ペリア方式

18ホールのうち、アウトとインそれぞれ3ホールずつ(計6ホール)、パーの数が合計24になるようハンデホール(隠しホール)を設定し、ハンディキャップを算出する方法です。

プレー終了後にスコアカードを提出し、ハンデホールのスコア合計から、ハンディキャップを決定します。

ダブル(新)ペリア方式

18ホール中、アウトとインそれぞれ6ホールずつ(計12ホール)、パーの数が合計48になるようハンデホールを設定し、ハンディキャップを算出する方法です。

通常は、アウトとインそれぞれのパー3から1つ、パー5から1つ、パー4から4つをハンデホールとして選びます。

新新ペリア方式

アウトとインから9ホールを選び、パーの数が合計36になるように隠しホールを設定し、ハンディキャップを算出する方法です。

通常は、アウトとインそれぞれのパー3から1つ、パー5から1つ、全体のパー4から5つを選びます。

どの方法も、ハンデホールがスコア算出後にしかわかりません。どこかで大叩きしたとしても、そのホールがハンデホールであれば、ハンディキャップが大きく算出され、上位入賞する可能性が出てくるからです。

参加する時の注意事項

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ゴルフコンペに参加する時は、以下の注意事項を確認しましょう。

ゴルフコンペには、たくさんの人が集まります。自分1人が違う動きをしてしまうと、ゴルフ場全体に迷惑を掛けかねません。

余裕を持ってコースに到着する

事前に自分のスタート時間は知らされていると思いますが、その前に、ルール説明や顔合わせなどが行われることもあります。

また、当日遅刻をする参加者がいないとも限りません。そのような場合、すでに到着している人や組のスタートが早められることもあります。

当日の注意事項やルール説明、写真撮影がある場合もありますので、その時間より前に、余裕を持ってゴルフ場に到着するように心掛けましょう。

プレーファストを心掛ける

コンペ時に限りませんが、プレーファストを意識するようにしましょう。

プレーファストとは、簡単に言うと、前の組と間隔を空けないように素早いプレーを意識することです。

自分1人が遅れてしまうことで、後続の組だけではなく、ゴルフ場全体に迷惑を掛けかねません。

打順が来る前に次に使うクラブの準備をしておく、ボールの場所へは使いそうなクラブを数本持っていく、少し速足で歩くなど、常にプレーファストを心掛けてプレーするようにしましょう。

表彰式の有無を確認しておく

通常のプレーであれば、プレーが終わればお風呂に入ったり身だしなみを整えたりして解散になりますが、ゴルフコンペの場合、表彰式が催されることも多いです。

全員がプレーを終えた後に順位を出して表彰式が行われますので、相応の時間を要します。

自分のプレーが終わったからと、次の予定を入れてしまうと、間に合わない可能性もありますので、表彰式があるかどうかを確認しておくと良いですね。

もし出席できない場合は、事前に幹事に伝えておきましょう。

ルールを知ってゴルフコンペを楽しもう!

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ゴルフコンペは、ゴルフを通じた楽しい集まりです。

そこには通常のゴルフプレーとは違うルールが定められていることがありますので、そのルールを把握し、それに則ってプレーをしましょう。

きっと、楽しいゴルフ仲間がたくさんでき、新しいゴルフの楽しみを覚えていくことでしょう。

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