練習をしよう

残り100ヤードのショットが上達する方法は?どんな練習をすればいい?

2021/12/14

残り100ヤードのショットが上達する方法は?どんな練習をすればいい?
iStock.com/nattrass

ゴルフでは、グリーンやピンまで残り100ヤードという場面が少なくありません。

アプローチという距離ではありませんが、比較的短い距離なので、できればグリーンには乗せたい、さらに言えば次のパットが楽になる位置に打ちたいものですよね。

そこで残り100ヤードが残った場面で、きっちりグリーンに乗せられるショットをするためにはどうすればいいのでしょうか。残り100ヤードのショットを上手く打つための方法を見ていきましょう。

100ヤードをスリークォーターショットで打てるクラブを知ろう

iStock.com/davejkahn
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まず100ヤードを上手に打つためには、100ヤードを打てるクラブを知ることがゴルフ初心者のスタートです。

しかもフルショットではなく、再現性が高いスリークォーターショットで打てることが絶対条件です。100ヤードという距離はアプローチとしては長い距離ではありますが、できればグリーンに乗せてピンまで寄せていきたい距離です。

飛距離は人それぞれ変わってきますので、自分がどのクラブでスリークォーターショットをすれば100ヤードが打てるのかを練習場やラウンドなどで確認しておきましょう。

自分の飛距離を知ることは、上達への第一歩です。

ゴルフ初心者が100ヤードを打つための打ち方は?

iStock.com/Iam Anupong
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簡単そうで意外と難しい、100ヤードの打ち方。実際にはどうすればいいのでしょうか。

ここで100ヤードを上手く打つためのポイントを確認していきましょう。ゴルフ初心者はただ「なんとなく」で打ってしまいがちですが、しっかり押さえておくべきポイントを押さえてショットに望むことが100ヤードショットを成功させるコツです。

打つ前にボールの弾道をイメージしよう

iStock.com/Edwin Tan
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打つ前には、どんな弾道でボールが飛んでいくのか、明確にイメージすることが大切です。

ボールの落としどころやランの出方、高さやドローやフェードなど、できる限り具体的にイメージするように意識すると、100ヤードのショットをどう打つべきなのかが見えてきます。

具体的なイメージがないと、ただなんとなくショットをしてしまい、そのショットが成功したのか失敗したのかがボヤけてしまう原因になります。その後の反省にも生かせない可能性が高くなります。

打つ前のショットイメージに明確なビジョンを持っているかどうかが、ゴルフ上級者と初心者の大きな違いでもあります。それは100ヤードを打つ時のような短いショットでも同じなのです。

ボールを体の右側に置いて打とう

iStock.com/goc
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100ヤードの距離を打つ場合には、ボールを置く位置を体の右側に置いてダウンブローでインパクトができるようにするのがコツです。

ボールを右側に置けば、ヘッド軌道が最下点に達する前にインパクトゾーンを迎えられるので、ミスショットの確率が低くなります。

またボールをしっかり上からとらえやすくなりますので、ダウンブローで打ちやすくなり、しっかりバックスピンを効かせやすくなるメリットもあります。

力感は一定にしてスリークォーターショット

iStock.com/yacobchuk
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100ヤードを正確にショットするために大切なのが、スリークォーターショットで打つことです。フルショットではどうしてもインパクトや力感にバラつきが出てしまい、ショットやスイングの再現性が下がってしまうのです。

100ヤードという短い距離のショットは、アプローチまでとはいかないまでも、同等の安定性やショット精度が求められる場面も少なくありません。

そのため100ヤードという距離が残った時に、毎回きっちり狙った距離が打てるように、再現性の高いスリークォーターショットで力感を一定にする必要があるのです。

胸の正面でインパクトして方向性アップ

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100ヤードを打つ時に大切なのが方向性です。打つ時の体の向きとフェース向きには密接な関係性があり、体が開けば開くほどフェースも同時に開いていきます。

そこで、毎回同じフェース向きでインパクトができるように、胸の正面でインパクトをするように意識してみましょう。

インパクトの時に「胸の正面」という指標ができますので、成功したショットはもちろん、失敗したショットでも原因がわかりやすくなるメリットがあります。

毎回胸の前でインパクトができるようになると、ボールの方向性が劇的にアップするでしょう。

100ヤードを上手く打つための練習方法

iStock.com/HRAUN
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打ち方を覚えただけでは、なかなか安定した100ヤードショットを打つことはできません。そこで100ヤードをきっちり打てるように、ショットの精度を上げるための練習方法をこちらで紹介していきたいと思います。

ゴルフ初心者にとっては、100ヤードの距離を練習することは、アプローチだけでなくあらゆるクラブやスイングの練習にもなるのでおすすめです。

まずは100ヤードの距離を攻略するために、日々練習をしていきましょう。

クラブごとに100ヤードの振り幅を覚える

iStock.com/CasarsaGuru
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100ヤードの距離を打つと言っても、例えばピッチングウェッジで打つのか8番アイアンで打つのかによって、スイングの強さや大きさはまったく変わってきます。

例えば100ヤードを普段狙うクラブはどれなのか、またそのクラブでの振り幅はどれくらいなのかを覚えておくことが大切です。

さらに番手を大きくして、その番手ではどれくらいの振り幅で100ヤードが打てるのかも合わせてチェックしておきましょう。

練習場では100ヤードの看板が設置されているところも多く、普段から意識して100ヤードの飛距離を狙って打つ練習が効果的です。

インパクトロフトを一定に! ティーアップショット

iStock.com/sculpies
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100ヤードを毎回きっちり狙えるように、ヘッドの入射角を一定にする練習が非常に有効です。ヘッドの入射角を整えるための練習として、ウェッジをティーアップしてショットする練習をおすすめしたいと思います。

ただティーアップして打つだけでなく、毎回ボールの弾道高さを揃えるように打つことがコツです。ボールの高さを揃えるためには、インパクトでのロフト角が揃っている必要があります。

ハンドファーストの度合いや、コックをリリースしていくタイミングなども揃えなければならないため、この練習をするとヘッドの入射角やインパクトロフトが整います。

弾道高さを変えてハーフショット

iStock.com/ImagineGolf
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インパクトロフトを一定に整えることだけが、100ヤードショットの上達ではありません。例えば、いつも100ヤードを打っているクラブがあっても、風などの状況により低いボールで100ヤードを狙わなければいけない場面も時には出てきます。

そんな時には弾道を低くコントロールする必要性があります。そのための練習として、ハーフショットでボールの高さを変えていくように練習することです。

この練習では、フェース面を極端に開閉しないようにすることが重要です。フェース面の向きを変えないようにハーフショットすることで、フェースコントロールの上達につながります。

まずは通常のショットで基準を作ったら、高め、低めとボールの高さを3段階に分けて、100ヤードのショットをしていく練習がおすすめです。

残り100ヤードを確実に乗せていこう

iStock.com/JPecha
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ゴルフをプレーしていると、残り100ヤードという場面には何度も遭遇すると思います。

そんな時に確実にグリーンを狙ってショットができるように、練習を重ねて準備しておきましょう。

100ヤードが確実に乗せられるようになると、グリーンを狙うショットでわざと100ヤードを残すようなマネジメントもできるようになるため、コース攻略の幅も大きく広がっていきますよ。

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