
ゴルフ初心者にとって最初の壁と言われる、スコア100切り。スコアが縮まってきたのに、なかなか100の壁が破れずに悩んでいるという人は少なくありません。
今回は、100切り達成までの期間や、100切りをするためのコツ、おすすめの練習方法などをまとめてみました。ぜひ参考にしてください。
目次
100切り達成までの期間

100切り達成までの期間は、個人差が大きいようです。ゴルフデビューしたその日に100を切る人もいれば、5年、10年と定期的にラウンドに行っていても、100切りができない人もいます。
初ラウンドで100を切るというのは極端ですが、以前何かスポーツをしていた人は、100切りまでの期間が短いという話もあります。
全体的な平均では、ゴルフを始めてから1~3年ほどで100が切れた人が多いようです。
しかし、100切りが何年でできたという期間の長短でゴルフの上手い下手は決まりません。
自分は100切りまで時間がかかっているという人も、落ち込む必要はまったくありません。これから紹介するコツや考え方を守りつつ、地道な練習を続けていくことで、いつか100が切れるようになるでしょう。
100切りするための3つのコツ

100切りするためのコツを3つご紹介します。
どれも習得が必要な技術的なものではなく、考え方のコツになります。次のラウンドから、すぐに活用できますよ。
OBを打たない

まずは、OBを打たない意識が大切です。
ゴルフでは、各ホールでジェネラルエリアと呼ばれるプレー可能な区域が設定されていますが、OBとは、その区域外にボールを打ってしまうことで発生するペナルティのことです。
OBを打ってしまうと、1罰打が課された上、同じ場所から打ち直しになるため、パーやボギーで上がることが極めて難しくなり、大叩きの可能性も出てきます。スコアメイクにおいて、非常にもったいないと言えます。
コースでは、際どい場所を狙わず、ホール図を見ながらOBエリアを徹底して避け、飛ばなくてもコース内にボールがあれば良いくらいの軽い気持ちでプレーをすると、力みもなくなり、逆に良いショットを打つことができるでしょう。
パーオンではなくボギーオンを狙う

コースに出ると、ミドルホール(パー4)では2打、ロングホール(パー5)では3打など、必ずパーオンを狙う人がいますが、100切りのためには、パーオンではなく、それより1打多い、ボギーオンを狙うと良いでしょう。
無理にパーオンを狙ったゴルフした結果、グリーン周りのバンカーや池など、所々に設置されたハザードにボールが捕まって大叩きをしてしまったという、苦い経験を持つ人は多いです。
ボギーオンをして、2パットで入ればボギー、3パットしてしまっても、ダブルボギー。
18ホールのうち、半分がボギー、半分がダブルボギーであっても、スコアは99ですから、100切りは達成です。
パーオンを狙って大ケガをするより、安全にボギーオンを狙い、スコアをまとめていきましょう。
ファーストパットは寄せるだけ

グリーン上では、どんな場所からでも、ファーストパットで入れようと狙う人がいますが、ファーストパットは寄せるだけで十分です。
特に距離感のつかみづらいロングパットで、カップを狙って打って大オーバーしてしまい、確実に決めたいセカンドパットで長い距離を残してしまう、ということもあります。
ボギーオンした後は、パーを取るために狙っていきたいファーストパットですが、あえて寄せるだけを実行して確実に2パットで上がることで、100切りの可能性が増します。
100切り達成のためのおすすめ2つの練習方法

100切りをするためのコツを身に付けるのと同時に、技術的な成長を目指すには、地道な練習をおすすめします。
練習方法は数ありますが、100切り達成のためにおすすめの練習方法を2つご紹介。
これらをしっかりと身に付けることで、必ずコースでもスコアアップしていくことでしょう。
ハーフスイングでビジネスゾーンを安定させる

ハーフスイングとは、クラブを腰まで上げて、インパクト後、腰までのフォローを取るという、コンパクトなスイングのことです。
練習を重ねることで、スイング軌道のブレが少なくなり、ショットの安定につながります。
ハーフスイングでは飛距離が出ない、とフルスイングの練習ばかりしたがる人がいますが、このハーフスイングを身に付けることは、ゴルフスイングの基本の形を身に付けることと同じと言っていいくらい重要です。
アドレスでの構え方や、肩と腕で作られる三角形が崩れていないか、スイングにつられて頭を動かしていないかなど、ハーフショットで自分のスイングの問題点が浮き彫りになるはずです。
100ヤード以内の距離を打ち分ける

100切りのための練習、2つ目は、100ヤード以内のアプローチの距離を打ち分けるというものです。
例えば320ヤードのミドルホールで、いくらドライバーで300ヤードを飛ばしても、残り20ヤードをグリーンに乗せられなければ、パッティングできません。
逆に、ドライバーで220ヤードの飛距離であったとしても、残り100ヤードを確実にグリーンに乗せられれば、バーディやパーのチャンスが巡ってきます。
もちろん、100ヤード以内を10ヤードずつ打ち分けるなどの技術は、100切りのためには必要ありません。
100ヤードであれば大体このクラブでこの振り幅、70ヤードであれば、50ヤードであれば……など、大体の距離を打ち分けられるように練習していきましょう。
3つのコツと地道な練習で100切りを達成しよう!

初心者ゴルファーにとって、100切りは最初の目標となります。
ただ漠然とラウンドや練習をしていても、100切りの達成は難しいことでしょう。
今回ご紹介した100切りをするための3つのコツを意識しながら、練習を重ね、確実に100切りを達成していきましょう。