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ドライバーがスライスする原因はスイング軌道!効果的な練習方法を紹介

2022/11/05

ドライバーがスライスする原因はスイング軌道!効果的な練習方法を紹介
iStock.com/taka4332

ドライバーでスライスが出てしまうと、飛距離が伸びないだけでなく、ホールによってはOBとなって、スコアを崩すきっかけとなってしまいます。特に、初心者がスライスする原因は「アウトサイドイン軌道」にあることが多く、軌道を修正することで真っすぐなボールを打てるようになります。

スコアアップにもつながるスイング軌道の改善に、ぜひ取り組みましょう。

スライスの原因となるアウトサイドイン軌道とは

iStock.com/MichaelSvoboda
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アウトサイドイン軌道とは、ボールを上から見てボールと目標方向へ線を引いたときに、ヘッドが外側から入ってきて、内側に抜けていく軌道のことを言います。

クラブヘッドが外側から入ることでボールに右回転がかかり、目標方向よりも右に曲がっていくスライスボールが出てしまうのです。

真っすぐなボールを打つための理想的な軌道は「インサイドイン」と言われています。

スライスが出てしまう人は、自分の軌道を一度確認してみましょう。

捻転不足によりアウトサイドインとなる

iStock.com/Apiwan Borrikonratchata
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スイング軌道がアウトサイドインになってしまう原因はさまざまですが、一般的に多い原因として、捻転不足が挙げられます。

自分のスイングを正面から写真や動画で撮ったときに、トップの位置で背中は見えていますか?

見えていなければ、トップが浅く、捻転不足になっている可能性が高いです。

トップで浅いと、ダウンスイングでクラブがアウトサイドから入ってしまい、下半身も使えないいわゆる「手打ち」となり、スライスが発生しやすくなります。

トップでは肩を意識して上半身をしっかりと回して腰と肩の捻転差を生み出し、切り返しでは下半身から動き出す“下半身リード”でダウンスイングからインパクトに向けてスイングするように心掛けてみましょう。

アドレスを見直してみよう

iStock.com/microgen
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実際の練習方法を紹介する前に、まずはスイングの基本となるアドレスを見直してみましょう。

チェックポイントは以下の3つです。

・グリップはウィークグリップになっていないか
・太ももの付け根から前傾できているか
・両肩は目標方向に向いているか


まずウィークグリップとは、構えたときに左手の甲が目標方向を向くグリップのことです。

ウィークグリップで握ると、スイングの早い段階でフェースが開くことが多いため、スライスが出やすくなります。

ウィークグリップで握っていてスライスが出てしまう人は、左手を上からかぶせるようにグリップする、フックグリップで握ってみましょう。

フェースが開きづらくなり、スライスしにくくなります。

またアドレスでお尻が下を向いてしまうと、前傾角度が浅くなって、捻転が上手くできなくなり、アウトサイドインのスイング軌道を助長してしまいます。

背筋を伸ばし、太ももの付け根からボールに向かってお辞儀をするようなイメージで前傾姿勢を取りましょう。

バックスイングで肩を回転させたときに、腰が動かないように強い下半身を作ることができれば、しっかりと捻転差のあるトップが作れるでしょう。

最後に両肩。

通常グリップでは左手が上、右手が下になるため、そのままアドレスを取ると無意識のうちに右肩が前に出て肩の向きが左を向きやすくなります。

最初は違和感があるかもしれませんが、アドレスを取ったら左肩が目標方向に向くように調整してからスイングに入るようにしましょう。

アドレスではこの3点を必ずチェックしてみてください。

インサイドイン軌道で振るための練習方法

iStock.com/show999
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正しいアドレスで構えることができたら、あとはインサイドイン軌道で振るために練習を重ねましょう。

ここでは2種類の練習方法をご紹介します。どちらも簡単で効果的な練習方法です。

3つのゴルフボールを並べて真ん中だけを打つ

(c)GOLF5
(c)GOLF5

まずは、練習場でボールを打つ際に試してほしい練習方法です。

ボールを3つ用意して、通常の場所に1つセットしたあと、左足のつま先寄りに1つ、右足のつま先の延長線上に1つボールを置き、アドレスしたあとに上から見て左下から右上へ斜めにラインが走るようにセットします。

このセットのまま、上下のボールに当たらないように、真ん中にあるボールを打っていきましょう。

きれいに真ん中のボールだけを前に飛ばすことができれば、インサイドインの軌道ができていることになります。

最初は、ボールの間隔を少し余裕を持って置いて、慣れてきたらその間隔を狭めてみましょう。

また、いきなりフルショットで行ってしまうと、クラブヘッドが他の2つのボールに当たってしまい思わぬ方向に飛んでいくこともあるため、最初は20ヤード程度のアプローチを打つような振り幅で打っていくことをおすすめします。

クラブが長くなってもインサイドイン軌道で振ることができれば、ボールはスライスせず真っすぐ飛んでいくようになるでしょう。

連続素振りを行う

iStock.com/mediamasmedia
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次は、練習場でなく自宅でもできる練習方法、連続素振りを紹介します。

連続素振りはその名の通り、ボールを置かずにクラブだけを持って、動作を止めないで何度もスイングを行う練習方法です。

ボールがあると上手く飛ばそうとしてどうしても力が入る人でも、素振りであればボールがないため、余計な力が入りません。

さらに連続素振りを行うと、体の無駄な動きがなくなり、スムーズにクラブを振ることができるスイングを体感できます。

自然とインサイドイン軌道のスイングができてきますので、毎日少しずつでも連続素振りを行うと効果的です。

スライスはスイングで矯正できる!

iStock.com/stockstudioX
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いまスライスが多く出る人の中には、スライスが直らなくて頭に血が上ったり、少しゴルフをあきらめたりしている人もいるかもしれません。

しかしスライスは、スイングで矯正可能です。

普段の練習場での練習や自宅での練習するで、改善できます。

アドレスに原因がある場合も多いので、スイングと同時に自分のアドレスも見直してみて、スライスを矯正していきましょう。

スライスが矯正されれば、飛距離がアップし、方向性も良くなることで、スコアアップにもつながります。

スライスを矯正して、さらなるレベルアップを目指してください。

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