練習をしよう

アームローテーションを治してスライス改善!正しい動きと練習方法

2022/11/12

アームローテーションを治してスライス改善!正しい動きと練習方法
iStock.com/PhotoTalk

ボールが大きく弧を描きながら右へ飛んでいってしまう(右打ちの場合、以下同)スライスに悩まされるゴルファーは多いようです。特に初心者の人は、なぜスライスが出るのか、どのように改善すれば良いのか、わからない人もいますよね。

そんなスライスを改善するには正しいアームローテーションを身に付けることが効果的です。正しい動きや練習方法を確認しましょう。

スライスが出る原因

iStock.com/richiesd
iStock.com/richiesd

スライスは、テークバックで一度開いたフェースが、スクエアに戻らずに開いたままでインパクトすることで発生するミスショットです。

この状態を「フェースが返っていない」や「フェースが開いている」と言い、フェース面が目標方向に対して右に向いていることを言います。

「フェースが返る」「フェースが閉じる」は、上記とは逆に、フェース面が目標方向に対してスクエアから左に向いた状態です。

打球が打ち出される方向は、インパクト時のフェースの向きによって決まります。また、スイング軌道に対してフェース面が開いていると、ボールを外側から内側にこするように打つことになり、スライスしてしまいます。

このようなスライスを防止するためには、インパクトでフェース面をしっかり返すことです。

フェース面を返すためには、正しいアームローテーションを覚える必要があります。

アームローテーションとは? その効果

iStock.com/boontang45
iStock.com/boontang45

アームローテーションとは、スイング中の両腕の動きのことです。

正しいアームローテーションをスイングの中で行うと、ヘッドが走ることでヘッドスピードがアップする上に、ボールをしっかりとつかまえることができるので、スライスの改善に加えて飛距離のアップも期待できます。

いままでボールにクラブを当てるだけでボールを飛ばしていた人は、アームローテーションを取り入れてボールをつかまえる動きを練習してみましょう。

ドライバーの精度と飛距離が変わることがわかるでしょう。

アームローテーションの正しい動き

iStock.com/MichaelSvoboda
iStock.com/MichaelSvoboda

アームローテーションの正しい動きでは、テークバックで左腕が上になり、インパクトでアドレスと同じ形に戻ったあと、フォロースルーでは右腕が上になります。

車の運転をする人はイメージがしやすいと思いますが、ハンドルを目の前で握り、テークバックで右に切り、インパクトで元に戻し、フォロースルーで左に切る動きと似ています。

はじめはゆっくりでも良いので、アームローテーションによってボールをつかまえて打つ感覚をしっかりと習得しましょう。

アームローテーションの練習方法

iStock.com/kokouu
iStock.com/kokouu

アームローテーションを身に付けるための練習方法を3つ紹介します。

1.両足を閉じて素振りをする
2.水平素振りをする
3.スプリットハンドでグリップして素振りをする

アームローテーションは、練習場で実際にボールを打たなくても素振りで覚えられる動きです。

もちろん実際にどんなボールが出るかは練習場で練習する必要がありますが、動き自体は自宅で少しの時間があれば身に付けられますので、日常生活のスキマ時間を見つけて練習してみましょう。

両足を閉じて素振りをする

iStock.com/Newton Daly
iStock.com/Newton Daly

まずは、両足を閉じての素振りです。

両足を閉じることで下半身の動きが制限され、体が開いたり左に突っ込んだりする動きを抑制できます。

この練習は、初心者はもちろん中級者・上級者にも取り入れられており、体の回転でボールを打つ感覚を理解できます。

「アームローテーション」と聞くと腕だけでクラブを振ってしまう人も多いのですが、ゴルフスイングは体の回転に腕の動きを追加するものです。

両足を閉じて素振りをするとその感覚が理解できるので、ぜひ試してみてください。

水平素振りをする

iStock.com/VichienPetchmai
iStock.com/VichienPetchmai

次に紹介する練習方法は、水平素振りです。

両足を閉じての素振りと同じく、方法はとても簡単。

クラブを胸の高さに持ち上げ、シャフトが地面と並行になるようにして、速度はゆっくりで構いませんので、真横にスイングしていきます。

バックスイングで左腕が伸びたままで右肘が自然に折りたたまれてトップに達し、インパクトを境にして今度は右腕が伸びたまま左ひじが自然に折りたたまれるのがわかるはずです。

水平素振りは、体の動きと連動した腕の動きを身に付けるのにピッタリな練習方法です。

水平素振りがスムーズにできるようになった時点で、前傾姿勢を取って同じように素振りをすれば、理想的なスイングとなります。

はじめはドライバーでなくてもショートアイアンからスタートするとさらに体感しやすいでしょう。

スプリットハンドでグリップして素振りをする

iStock.com/flukyfluky
iStock.com/flukyfluky

最後に、スプリットハンドでグリップをしてそのまま素振りを行う練習方法です。

スプリットハンドとは、両手を離してグリップする方法のこと。

右打ちの人であれば、左手はいつもと同じ位置で持ち、右手だけを15センチほど下のほうを握ってみてください。

そのままスイングをするだけで、正しいアームローテーションが行えます。

アームローテーションの動きとともに、ヘッドの走らせ方や手首先行のタメの作り方も身に付きますので、初心者から上級者までおすすめの練習方法です。

アームローテーションを身に付けてスライスを矯正しよう!

iStock.com/nattrass
iStock.com/nattrass

良いスコアを出したいと思ってコースに行っても、スライスでOBをたくさん出してしまうと、気分も暗くなってしまいますよね。

スライスの矯正には、アームローテーションの正しい動きを身に付けることが有効です。

ここで紹介したアームローテーションを身に付けるための練習方法を実践して、スイングにアームローテーションを取り入れてみましょう。

スライスが改善され、スコアアップが狙えますよ!

  • HOME
  • 基礎知識
  • コースでのプレー時間はどのくらい?初ラウンドで緊張しないためのマニュアル