7番アイアンの飛距離の目安としてよく言われるのが「150ヤード」です。
しかし、最近の新しいアイアンは「ぶっ飛び系」と言われる、ロフトが立って飛距離が出やすいモデルも出てきており、7番アイアンで150ヤードというこれまでの常識が通用しないケースも多くなってきました。
さらに、ヘッドスピードは人それぞれ異なるため、7番アイアンの飛距離は人によって大きく変わってきています。
クラブごとの飛距離の管理は、スコア管理にも非常に重要です。
まずは自分の7番アイアンの飛距離を把握して、スコアアップに結び付けましょう。
目次
7番アイアンはクラブによってロフト角が大きく違う!
一言に7番アイアンと言っても、ブランド・モデルごとにロフト角は大きく異なります。ぶっ飛び系のアイアンと、一般的なアイアン、アスリート向けのアイアンのロフト各を比較してみると一目瞭然です。
ロフト角の目安
●ぶっ飛び系のアイアン:25度
●一般的なアイアン:30度
●アスリートアイアン:34度
同じ7番アイアンでもロフト角には差がついています。アイアンの番手にすると2番手以上の差です。
そのため同じ「7番アイアン」とはいえ、ぶっ飛び系のアイアンでは150ヤード、一般的なロフトのアイアンでは140ヤード、アスリートアイアンでは130ヤードと、大きく飛距離が変わってしまいます。
ヘッドスピードで7番アイアンの距離が変わる
ゴルフの飛距離はヘッドスピードでも変わります。
同じ男性でもヘッドスピードが40メートル/秒の一般的なゴルファーと、47メートル/秒のハードヒッターでは、同じクラブでも飛距離は同じにはなりません。
上手なゴルファーは、自分のクラブごとの飛距離を把握していて、グリーンを狙う際も極端なオーバーやショートといったミスはほとんどしません。
自身のクラブごとの飛距離を把握していれば、OBやバンカー、ラフなどスコアを大きく落とす可能性がある場所を避けてショットを重ねていくことができます。
狙った場所に飛ばすためには、自分のそれぞれの番手の飛距離を知っておくことが何より大切です。
そのため、アイアンの種類やヘッドスピードによって、距離が変わることを覚えておきましょう。
7番アイアンの距離を弾道測定器でチェックしてみよう
自分の飛距離を知るためには弾道測定器の活用が有効です。
練習場ではレンジボールと呼ばれる練習場専用のボールが使われています。
レンジボールは飛距離が出にくいため、コースで使用するボールより飛距離が短くなります。
またコースでは高低差や風の影響が出てしまうため、こちらも距離にズレが出てきます。
最近ではゴルフショップや、屋内シミュレーション施設など、弾道測定が可能な施設が増えています。
一度これらの施設で、7番アイアンをはじめとする自身の各クラブの飛距離を測定してみてはいかがでしょうか。
クラブやボールが変わったときには7番アイアンの距離を調べ直そう
自分の各クラブの飛距離を調べた後でも、クラブやボールが変わったときには飛距離が変わる可能性があります。
ロフト角はアイアンによってバラバラですし、ボールもスピン系(回転がかかりやすい)やディスタンス系(飛距離が出やすい)などによって飛距離が変わるためです。
クラブやボールを変更した場合は、各クラブの飛距離を再確認しておきましょう。
7番アイアンで飛ばしたい距離を目安にアイアンを選ぶのもあり!
最初から自分が7番アイアンで何ヤード打ちたいかを決めてから、購入するアイアンを選ぶという方法もあります。
たとえば、現在ロフト角30度の7番アイアンで145ヤードくらいの距離を打っている人の場合、ロフト角が2度立ったロフト角28度くらいの7番アイアンに替えると、飛距離が約150ヤードになります。
なので、自身の現在の7番アイアンのロフト角を確認して、今よりも飛ばしたいと考えた場合は、使用中のクラブよりもロフト角の立ったモデルを選ぶようにするといいでしょう。
ヘッドスピードにもよりますが、ロフト角が3~4度立つと、飛距離が10~15ヤード増します。
ほかにも、シャフトの違いや構造の違いなどによってもアイアンの飛距離性能は変わってくるので、実際に購入する場合は、ゴルフ5などのゴルフショップで使用中のアイアンと購入候補のアイアンを比較して試打することをおすすめします。
スコアアップのためには番手ごとの飛距離を知ることが大切!
コースで狙ったところにボールを打つためには、ショットの正確さがカギを握ります。
ある程度狙ったところにボールが打てるようなり、番手ごとに飛距離が打ち分けられるようになると、スコアアップに大きく貢献してくれます。
まずは自身の7番アイアンの飛距離をしっかりと把握し、自分の飛距離がどれくらいなのかを常に考えながらラウンドをするようにすれば、自ずとスコアアップしていくことでしょう。