ゴルフのラウンドへ行くためには、やっぱりある程度の練習が必要になります。
まったく打てないままゴルフへ行ったって楽しくありませんし、走り回ってばかりで疲れてしまう可能性もあります。
そのためゴルフを始めてからまず向かう場所は打ちっぱなし(ゴルフ練習場)です。
打ちっぱなしって、通い慣れている人にとっては当たり前の存在でも、行ったことがない人にとっては一体どういうシステムになっているのか、持ち物ややり方など疑問がたくさんあることでしょう。
そこでここでは、打ちっぱなしの受付の手順や持っていく物、料金システムなどを紹介したいと思います
目次
打ちっぱなしへ行く時の持ち物は?
打ちっぱなしへ行く時には何を持っていけばいいのでしょうか。
打ちっぱなしへの持ち物は
・ゴルフクラブ一式(1本~フルセット)
・グローブ
この2つです。
「ゴルフシューズを履いて練習をしたい」という人は、上記2つに加えてゴルフシューズを持っていってください。ただし、練習自体はゴルフシューズでも、一般的なスニーカーでもかまいません。
また、後述するレンジ以外での練習(アプローチ、バンカー、パター)をする場合は、自分のボールが必要になる場合もあります。
ゴルフクラブはキャディバッグにまとめて持っていくか、クラブを数本入れられるクラブケースに、練習したいクラブを入れて持っていきましょう。
打ちっぱなしでは何が練習できる?
打ちっぱなしでは、「レンジ」と呼ばれるショット練習をするところでおもに練習をします。場所によっては、アプローチ練習場やパッティング練習場、バンカー練習場が完備されているところもあります。
またゴルフの弾道計測器を導入しているところもあって、飛距離やヘッドスピードなどを測定できる打ちっぱなしもありますよ。
レンジではボールは打ちっぱなしのボールを使いますので、ゴルフボールは持ち物としては必要ありません。しかしバンカーやアプローチ、パッティング練習では、自分のボールで練習しなければいけないところがほとんどのようです。
せっかく打ちっぱなしでいろいろな練習ができるので、ゴルフボールはちゃんと用意していったほうが良いですね。
打ちっぱなしってレンタルはあるの?
ゴルフ初心者の場合、自身のクラブをまだ購入しておらず、用意できない場合もあります。そんな場合でもゴルフの練習ができるように、ほとんどの打ちっぱなしではクラブの貸し出しを行っています。
クラブを持っていなくてもゴルフの練習ができるので、ゴルフ初心者がまだクラブを持っていなくても練習を始められます。
打ちっぱなしの服装は?
ゴルフと言えば、ちょっと細かいドレスコードを思い浮かべます。例えば、襟付きシャツやスラックスやチノパンなど。カーゴパンツはNG、サンダルは禁止、などのルールがありますよね。
しかし、ほとんどの打ちっぱなしにはこうしたドレスコードは存在しません。
Tシャツだってジーンズだって、サンダルでもまったく問題ありません。あえて打ちっぱなしでの服装で気を付けたいところは、動きやすい服装で練習をすることくらいです。
打ちっぱなしの受付はどうなっている?
持ち物と服装を確認したら、いよいよ打ちっぱなしの受付の方法を見てみましょう。
受付の方法も、場所によっていろいろあります。受付が必要なく、直接打席へ行けるところもありますが、ここでは一般的なパターンをいくつか紹介したいと思います。
多くの練習場では、受付で指定された打席を案内されます(空いている打席から希望するところが多いです)。その際、貸しボール代を支払うプリペイドカードのようなものをその場で購入するか、事前に別の場所で購入したプリペイドカードを受付に渡すことで、そこから打席料を徴収するところもあります。
また、その場では支払いが発生せず、コインが複数枚付いたホルダーを渡される場合もあります。その場合、打席近くのボール貸出機にコインを自分で投入してボールを借りることができ、練習が終わって帰る際に使ったコインの分だけ支払うことになります。
ボール代金は、従量制(1球いくら)の場所と時間制(単位時間あたりいくら)の場所があります。両方やっている打ちっぱなしもあります。その場合は、受付でどちらを選ぶか選択します。
いずれにせよ、打ちっぱなしのシステムは場所によって異なります。初めて行く打ちっぱなしでは、料金システムなどの注意事項について案内をしてくれますので、最初に確認するようにしましょう。
打ちっぱなしの料金システムは?
受付では料金の支払いをします。支払方法は、前述したとおり、プリベイドカードを購入したり、ICチップへチャージしたり、コインを使用した分だけ事後精算するなど、場所によって様々です。
プリペイドカード方式の打ちっぱなしでは、通常残額が残りますので、次回の練習にも使えるところがほとんどです。
場所によって料金システムが異なるため、初めて行く場所では経験者でも戸惑ってしまうことが少なくありません。初めての打ちっぱなしでは、料金の支払い方法について必ず受付で確認するようにしてください。
打ちっぱなし練習場の打席は?
受付が終われば打席へ移動します。
キャディバッグや手荷物を持って打席へ移動したら、あとはボールを打つだけです。自動的にティーアップされる場所と、自分で手動でボールをセットするところがあります。
レンジでボールを打つ場合、自分で打ったボールの後片付けやボールの回収は不要です。練習が終了したら、打席で出たゴミはゴミ箱へ捨てる、使用したカゴは元の場所に戻すなど、自分が来る前と同じ状態にしてから打席を離れるようにしましょう。
打ちっぱなしの選び方
打ちっぱなしへ行く時、どんなところを選べばいいのか、選び方をチェックしておきましょう。
同じ打ちっぱなしでも、場所によって施設や料金、できる練習の幅などに違いがありますので、お好みの場所を見つけましょう。
コースデビューの強い味方! 初心者向けレッスンはある?
コースデビューの強い味方になるのが、初心者向けのレッスンです。もちろん打ちっぱなしの利用料金以外にお金がかかる場合もありますが(無料レッスンを開催している打ちっぱなしもあります)、レッスンプロにゴルフの基本をイチから教えてもらえます。
クラブの選び方や練習方法など、初心者ゴルファーを強力にサポートしてくれるので、特に初心者向けレッスンのある打ちっぱなしはおすすめです。
ちなみに、まったくの初心者でレッスンに通っても良いのかどうか迷っている人もいるかもしれません。その答えは「まったくの初心者だからこそレッスンがおすすめ」です。
我流でヘンなクセがついてしまってからでは直すのは大変ですが、最初からレッスンを受けておけば、初心者のうちから正しいスイングや動きをマスターできます。
ゴルフの上達スピードに違いが出てくる可能性もあります。
打ちっぱなしへは通いやすいかどうかがポイント
打ちっぱなしを選ぶ時、通いやすさも大きなポイントの1つです。
片道何時間もかかってしまう練習場では、通うことすら大変になってしまいます。会社帰りや買い物などのついでに通える練習場があるとものすごく便利です。
ゴルフクラブを持ち歩くのに車ならば問題ありませんが、電車で会社や買い物の行き帰りではちょっと大変に思えますよね。
そんな場合でもクラブの預かりサービスをしてくれるところもありますので、ぜひ確認してみてください。
打ちっぱなしに併設されている施設で選ぶ
打ちっぱなしには、おもにショット練習を行うレンジだけでなく、いろいろな施設が併設されています。
ゴルフクラブのカスタムなどをしてくれる工房や、ゴルフショップが併設されているところもあります。「クラブの相談を受けたい!」「クラブのカスタムまでこだわりたい!」という方は、こうした打ちっぱなしをチョイスするといいでしょう。
また、なかにはショートコースを併設している打ちっぱなしもあります。
ショートコースで練習をした後に打ちっぱなしで課題を修正していく、あるいは、レンジで練習した技術をショートコースで実践する、という利用方法がいいですね。
大規模なショップはないものの、打ちっぱなしの中にはグローブやボールなどちょっとした小物を販売している場所が多いです。
打ちっぱなしで楽しくゴルフを上達しよう
ゴルフ初心者がゴルフ場デビューをするためには、打ちっぱなしでの練習が欠かせません。
打ちっぱなしのレッスンなども上手く活用して、楽しくゴルフを上達していきましょう。