
ゴルフを始めたばかりの初心者の方にお伝えしたいのは、「ただがむしゃらに練習をするだけではなかなか上達が見込めない」ということです。
なぜなら、ゴルフには初心者が上達するためのコツや、正しい練習方法というものがあるからです。
昔の「ひたすら数をこなす」という練習方法では効率が悪く、時間もかかってしまいます。
そこで、ゴルフの初心者が効率よく上達するために、最初にやっておいたほうがいいおすすめの練習メニューを紹介したいと思います。
目次
最初はグリップやアドレスの形が大切!
最初は正しい握り方(グリップ)、アドレスの姿勢、ボールを置く位置などセットアップが非常に大切になります。
ゴルフスイングの前に最初の形が間違っていると、初心者のスイング上達を妨げる結果になる可能性も。
そのため、まずはグリップやアドレスの形などのセットアップの形をしっかり確認しておきましょう。
家でもできる最初に意識すべきスイング練習のポイントは?

ゴルフ初心者でも、家の中でできる練習方法があれば、それだけ上達に近づけるというものです。
家でも手軽にできる練習で、初心者が意識したほうがいい練習のポイントをチェックしていきましょう。
初心者はリズムを意識してスイング練習をしよう
ゴルフ初心者はなかなか正しい形でスイングができず、リズムもバラバラという方が少なくありません。
まず細かなポイントを突き詰めていく前に、リズムを意識してスイング練習をしていくことをおすすめしたいと思います。
スイングのリズムは、人それぞれ違ってきます。しかし、たとえクラブが変わっても、その人にあったリズムは一定になるのがポイントです。
一番長いドライバーとピッチングウェッジを実際にスイングして、スイングのリズムが一定であることをまず意識してみましょう。
自分に合ったスイングのリズム感をつかんでしまえば、今後の練習でも迷いにくくなります。ゴルフ初心者こそリズム感を大切にしてスイング練習をしていきましょう。
スイングリズムは素振りでも体感できる!

スイングリズムをつかむための練習は、打ちっぱなし練習場に行かなくても、自宅での素振りでできる点が大きなメリットです。
いろいろな理由で、練習場へ通いにくいという方も少なくありませんが、素振りなら家にいながらスイングのリズム感を整えられます。
お手軽で初心者でもスイングが上達しやすいのがメリットです。
スイングリズムを整えるにはメトロノームやアプリを使おう

スイングのリズムを整えるために、メロトノームやスマホアプリを使って音を出すと、リズムが一定になりやすいのでおすすめです。
自分が一番しっくりくるスイングのリズムを見つけたら、あとはそのリズムに合わせて音を鳴らしてスイングをするだけです。
人間の感覚だけでは、リズムに微妙なズレが出てきてしまいがちです。メトロノームやアプリならば、リズムのズレは起きません。
ゴルフ初心者が難しい切り返しはリボンで解決!

多くのゴルフ初心者がスイングをしてみると、非常に難しく感じるのが切り返しのタイミングです。動画を観たりレッスンを受けたりしても、自分のスイングがどのようになっているのか理解しにくいポイントと言えます。
そこでアイアンのヘッド部分に2メートルくらいの長さのリボンを付けてスイングをしてみましょう。
このスイングでリボンがキレイな弧を描くように素振りができるようになると、適切な切り返しのタイミングをつかめるでしょう。
切り返しのタイミングが早過ぎれば、スイングでリボンがキレイな弧を描けません。逆に遅過ぎればトップでリボンが落ちてしまい、こちらもキレイな弧を描けなくなります。
鏡や動画などを活用してリボンがキレイな弧を描くように素振りをしてみましょう。
打ちっぱなし練習場で最初にやった方が良い練習方法は?

ゴルフの練習では、初心者でもちゃんとクラブがボールに当たれば、ボールはキレイに飛んでいくので気持ちがいいものです。
しかし、そこで飛距離ばかりを追い求めて、力いっぱい振っているだけでは、なかなか上達は見込めないでしょう。
打ちっぱなし練習場で、初心者が上達するためのおすすめの練習方法を見ていきたいと思います。
三角形をキープしてアプローチ練習

まずゴルフ初心者におすすめしたい練習方法が、両肩とグリップの三角形を崩さないように、短い距離を打つアプローチ練習です。
この時、手首や腕は固定したままで、肩の動きだけでボールを打つようにします。
ポイントは、肩幅よりもスタンスを狭くしてアドレスし、振り子のように腕を使ってボールを打つことです。
ゴルフスイングで非常に大切なインパクトの瞬間の形を覚えられるため、ゴルフ初心者にはぜひ最初に練習してもらいたい練習方法です。
ゴルフ初心者が最初から上手く打つことは難しいものですが、この三角形をキープしたまま打つ練習なら、ちょっとコツをつかめばすぐに打てるようになるでしょう。
ハーフショットでフェース向きを揃えよう

ゴルフ初心者に最初にやってほしい練習の1つに、ハーフショットがあります。しかし、ただ軽く打つだけではもったいないので、ハーフショットでフェースの向きを揃える練習をしていきましょう。
肩幅よりも少し広めにスタンスを取ったら、バックスイングとフォローを腰の高さにしてスイングをしていくのがハーフショットです。
このハーフショットでも十分練習になりますが、狙いどころをしっかり決めるようにして行うとより効率的です。
ゴルフの打ちっぱなし練習場には、看板やネットのポールなど、あらゆるところに目標となるものがあります。狙いを決めて打つことで、フェース面を意識してスイングができるようになります。
実際のラウンドでは、方向を決めてから打つことが普通です。打ちっぱなし練習場でも方向を意識して練習を重ねていきましょう。
ターゲットを意識して体の向きを決める

ボールを打つ時にターゲットを決めることは大切ですが、ただ狙いどころを決めればいい訳ではありません。
目と肩、腰のラインをボールが飛んでいく方向と平行になるようにセットしていきましょう。
狙った方向にボールを飛ばすには、アドレスをした時にそれぞれが正しく狙った方向を向いていなければいけません。
打ちっぱなし練習場では、打席のラインに何気なく合わせて打っている人も少なくありませんが、いったんコースへ出れば、そのような目標になるラインはありません。
練習の時から、ターゲットと体の向きを意識して練習をしていくようにしましょう。
ゴルフ初心者はパター練習も忘れずに!

ドライバーやアイアンなどのショット練習と違って、ボールを転がすだけの地味な練習に思われがちなパターの練習。
実は、スコアにかなり大きな影響を与えるのがパターで、上級者やプロほどパッティング練習に時間をかけています。
ゴルフの初心者はこのパターの練習をおろそかにしてしまいがちなので、スイング練習と平行してパッティング練習も行うようにしておきましょう。
パターは距離感が命! 芯で毎回とらえよう

パッティングでは、カップまでの距離感がとても大切です。しかしその距離感を養うためには、毎回きちんとパターの芯でとらえてあげないといけません。
同じ振り幅やタッチの強さでも、芯でとらえた場合と芯を外した場合とでは、転がり方やボールの勢いが変わってしまいます。
まずパターの距離感を体で覚えるために、どんな状況でも芯でとらえる練習を最初におすすめしたいと思います。
ボールの中心とパターの中心を意識して、確実にヒットさせることに集中します。この時、ボールのロゴやパターの上についているラインなどを目標にしてパッティングをするといいでしょう。
集中してパッティング練習をしてみると、芯を外した時と芯でとらえた時の違いが明確にわかるようになります。止まったボールを転がすだけ、という単純なパッティングですが、奥が深いことを理解できるでしょう。
パターマットを活用してパッティングに強弱をつけよう

ゴルフを自宅で練習する時の定番と言えばパターマットです。パターマットを上手に活用して、強弱を付けるパッティング練習をしていきましょう。
ここでは、カップとカップの手前に傾斜が付いている一般的なパターマットを使用します。
カップインさせる直前で止まって戻ってくる弱めのパットと、カップの奥に当たるくらいの強めのパットを交互に打っていきます。
タッチの微妙な差を出すためには、毎回芯でボールをとらえていなければ上手くできません。
微妙な力加減を体で覚えていきましょう。
小さな動きでスイングを作っていこう

しっかりフルスイングをしていく練習は、たしかにボールが気持ち良く飛んでいくので楽しいのですが、それだけでは技術向上には効果的とは言えません。
初心者のうちは、フルスイングで気持ち良くボールを飛ばす楽しさを感じる練習と平行して、小さな動きで基本となる体の動かし方を身に付けていく練習もしていきましょう。
また、家の中でもできるパターの練習は、より早くスコアを縮めるために必要なものです。
小さなスイングで確実に当てられるようになると、フルスイングも美しくなって、ナイスショットの確率も高くなっていきますよ!