フェアウェイウッドを購入しようとしても、豊富な種類が店頭に並んでいて、どれを選んで良いか迷ってしまう人は多いでしょう。
そこで、フェアウェイウッドを選ぶ上でのポイントを4つと、ゴルフ初心者にやさしいフェアウェイウッドを販売している人気メーカー・ブランドを5つ紹介します。
初心者にとっては使いこなすのに難しいと言われるフェアウェイウッドですが、味方につければゴルフがもっと楽しくなるはずです。
目次
フェアウェイウッドとは?
フェアウェイウッドとは、その名のとおり、主に2打目以降にフェアウェイ上で使用するクラブです。
ドライバーのヘッドを少し小さく、シャフトを短くしたような形状で、芝の上から直接打つクラブの中で一番飛距離が期待でき、ボールをより遠くへ運ぶ役割を担っています。
フェアウェイウッドは、それ以外にも、狭いホールで左右にボールを曲げたくない時のティーショットで利用するなど、より戦略的にゴルフをするために欠かせないクラブです。
初心者向けフェアウェイウッド4つのポイント
ゴルフ初心者がフェアウェイウッドを選ぶ時に押さえておきたい、4つのポイントを紹介します。
番手はロフト角が大きいものを
フェアウェイウッドの主な番手は、「3番(スプーン)」「4番(バフィ)」「5番(クリーク)」の3つです。
このほかにも、ショートウッドと呼ばれる7番や9番などの番手があります。
フェアウェイウッドの役割を考え、ロフト角の小さい3番ウッドを選ぼうと考える人がいますが、それはおすすめできません。
3番ウッドは、シャフトが長くヘッドも小さいため、初心者にとっては当たるかどうかもわからないとても難しいクラブです。
最初にキャディバッグに入れるフェアウェイウッドは、比較的やさしめの4番や5番、または7番などのショートウッドが良いでしょう。
シャフトは柔らかめ
ボールは、シャフトの「しなり」を使って、ヘッドを走らせて飛ばします。
しかし、始めのうちは、ボールを大きく飛ばすどころか、打球の高さを出していくことすら難しいです。特に地面の上から打つフェアウェイウッドは、打球の高さを出すのが難しいクラブです。
フェアウェイウッドは、柔らかめのシャフトを使うことで、打球が上がりやすくなります。
ヘッドが大きめのもの
フェアウェイウッドのヘッドは、大きいものから、小さいものまでいろいろあります。
ヘッドの大きさが大きいもののほうが、スイートエリアが広く作られますので、ミスに対しての許容範囲が大きくなります。
初心者には、ミスをしてもそこそこ飛んでくれる、ヘッドの大きめのフェアウェイウッドがおすすめです。
重量はドライバーより重いもの
フェアウェイウッドは、使用するドライバーよりもシャフト重量が10グラム前後重いものを選ぶと良いでしょう。
クラブの総重量は、振り心地に影響を与えます。
ゴルフクラブは、通常、ドライバーからショートアイアンにかけて、番手が小さくなるにつれてシャフトが短く、重量が重くなっていきます。
この、段階的な重量を崩してしまうと、タイミングが失われ、ボールにクラブが当たらなくなってしまいます。
なので、フェアウェイウッドがドライバーの次に重くなるように、フェアウェイウッドの次の番手はそれよりもさらに重くなるように、クラブを選んでいきましょう。
「自分に合うフェアウェイウッドの見つけ方がよくわからない」という人は、ゴルフ5のフィッティングを利用してみることもおすすめです。
実際に専属スタッフのアドバイスを聞きながら試打をすることで、よりピッタリのフェアウェイウッドを見つけることが可能になるでしょう。
ゴルフ初心者にやさしい人気メーカー・ブランド5選
PING(ピン)
(画像はG430 MAX フェアウェイウッド)
アメリカのゴルフ用品メーカー、「ピン」。
パターのヘッドの形状の、「ピンタイプ」という名前を聞いたことがある人もいると思いますが、ピンは、そのピンタイプ第一号の「アンサーパター」を作ったメーカーです。
パター以外のクラブにも定評があり、今回ご紹介するフェアウェイウッドも、初心者に扱いやすいタイプをラインアップしています。
「G430シリーズ」は、ブレずに真っすぐ飛ばしやすい「MAX」、つかまりが良くドローが打ちやすい「SFT」、低スピンで飛距離性能の高い「LST」、高弾道が打ちやすい「HL MAX」、高弾道でつかまりの良い「HL SFT」と5モデルのラインアップ。
初心者でも自分に合う1本がきっと見つかります。
TaylorMade(テーラーメイド)
(画像はステルス2 HD フェアウェイウッド)
世界のトッププレイヤーがこぞって使用するゴルフクラブメーカーが、「テーラーメイド」です。
そのため「難しいのでは?」というイメージを持つ人も多いのですが、「ステルス2」シリーズの「ステルス2 HD フェアウェイウッド」は、低重心設計の大型ヘッドで、高く遠くへ飛ばしやすく、かつつかまりの良い設計。
独自の設計でミスにも強いため、シャフトが長くて難しいフェアウェイウッドですが、初心者にも使いやすくなっています。
ブリヂストン
(画像はB2HT フェアウェイウッド)
ゴムタイヤの製造技術を応用し、ゴルフボールを作ることからゴルフ用品の製作を始めたのが、「ブリヂストン」です。
ブリヂストンの製品は、アスリートゴルファー向けの難しいクラブが多いという印象を持つ人も多いようですが、決してそんなことはありません。
独自の高い技術で作り出された最新の「B」シリーズは、B1STシリーズとB2HTシリーズがラインアップ。初心者の人には、球が上がりやすくつかまりやすいB2HTシリーズのフェアウェイウッドがおすすめです。
ダンロップ
(画像はゼクシオ 13 フェアウェイウッド)
ダンロップには「スリクソン」と「ゼクシオ」という2大ブランドがあり、主にアスリートゴルファーに向けて製品がつくられているスリクソンに対し、「ゼクシオ」はもっと広範囲のゴルファーを対象としたブランドです。
「ゼクシオ」と言えば、20年以上にもわたって、多くのアマチュアゴルファーに支持されてきたブランドですが、そのやさしさは、最新作の「ゼクシオ 13」シリーズでも健在。
新採用の「BiFLEX FACE(バイフレックスフェース)」により、オフセンターショット時のたわみを大きくして高初速エリアを拡大しているほか、ソール内部のフェース下部を大砲型に設計した「New CANNON SOLE(ニューキャノンソール)」により、実打点付近のボールスピードを向上させています。
プロギア
(画像はLS フェアウェイウッド)
「プロギア」は、横浜ゴムグループのゴルフメーカーです。
プロギアという名前は、「プロフェッショナル・ギア」という言葉からきていますが、アマチュアにとってもやさしく扱いやすいクラブを数多く手がけています。
プロギアのフェアウェイウッドには、3番ウッドと5番ウッドの長さを共通にしてやさしくした「LS」、ルールギリギリの反発係数に挑戦した「RS」、飛距離とやさしさを求めるゴルファーに向けた「egg」、ラフやバンカーなど難しいライからの“お助けクラブ”として活躍する「Q」といったラインアップがあります。
特に「LS」シリーズは、アマチュアに多いヘッドスピード40メートル/秒前後のゴルファーをターゲットに設計しており、フェアウェイウッドが苦手なゴルファーでもやさしく飛ばせる工夫が詰まっています。
フェアウェイウッドを得意クラブにして、ゴルフコースを攻略しよう
フェアウェイウッドは飛距離を稼ぐのに、欠かせないクラブです。フェアウェイウッドが得意になると、たとえグリーンまで距離が残っていても、積極的に攻めていくことができます。
自分に合うフェアウェイウッドを見つけて、ワンランク上のゴルファーを目指してください。