ゴルフの基本が詰まっていると言っても過言ではないアイアンショット。ゴルフ初心者の方の中には、「最初は7番アイアンから練習をしなさい」と教えられたゴルファーも多いのではないでしょうか。果たして本当にそうなのでしょうか。
ここでは、ゴルフ初心者向けにアイアンの打ち方や練習方法などを見ていきたいと思います。
目次
アイアンの役割は? アイアンってどんなクラブ?
ゴルフクラブの中でのアイアンの役割とは、決まった飛距離を打つためのクラブです。
ドライバーのように遠くまで飛ばすクラブではありません。狙った場所へきっちり飛ばす方向性と、ボールをピンポイントで落とせるような距離感が求められるクラブなのです。
ゴルフ初心者は何番アイアンから練習するのがいい?
決まった距離を狙い通り打つために、ゴルフ初心者はまず何番アイアンから練習をすべきなのでしょうか。
諸説ありますが、ここでは8番アイアンをおすすめします。
というのも、かつては7番アイアンがちょうどクラブセットの真ん中あたりだったのが、最近では3番、4番といったロングアイアンがほとんどなくなり、個々のアイアンの長さも若干長くなってきていることから、8番アイアンが中間的なクラブになってきているからです。
8番アイアンが自在に扱えるようになれば、他のクラブも自然とレベルアップしているのが実感できるはずです。
またアイアンは短ければ短いほど扱いやすくなる特徴がありますので、8番アイアンより短いピッチングウェッジや9番アイアンあたりで練習をしていく方法もおすすめです。
なかなか上手に打てない初心者ゴルファーだからこそ、簡単なアイアンで練習をすすめていくことも有効です。
アイアンはボールを最下点でとらえるイメージで
以前は、アイアンを打つ時にはダウンブローが基本と言われていました。
ダウンブローとは、クラブヘッドが下降中にボールをヒットし、その後ヘッドがボールのあった場所の先(目標方向)で最下点を迎える打ち方です。
しかし、最近はクラブの進化により、極端なダウンブローは必要なくなりました。
クラブの最下点でボールをとらえるようなイメージで打つと、クラブの機能をしっかりと発揮したナイスショットになります。
ボールの位置やスタンス幅によって、結果的にダウンブローになることはありますが、意識的にダウンブローに打つ必要はありません。
極端なハンドファーストの意識は不要
アイアンの打ち方で、ダウンブローとセットで基本とされていたのが、ハンドファーストです。
ハンドファーストとは、手の位置がボールよりも前(目標方向)にある状態でインパクトを迎える打ち方のことです。
しかし、クラブの進化によりハンドファーストやダウンブローでなくてもボールがしっかり上がって飛ぶようになった現在は、ダウンブローが不要になったことと同様に、ハンドファーストの意識もそれほど強く持つ必要はありません。
ハンドファーストの意識が強いと、逆にボールの手前にヘッドが落ちてしまうダフリのミスをしやすくなってしまいますので、アドレス時に構えた場所にグリップを戻して、体の正面でボールをとらえるようにしましょう。
フェアウェイウッドやユーティリティで打てない場所からもアイアンなら打てる
深いラフにボールが入ってしまったようなケースでは、ウッドやユーティリティでのショットはかなり失敗のリスクが高くなります。
そんな時でも、フェアウェイウッドやユーティリティに比べてロフトが大きいアイアンはとても便利。悪い状況からでもアイアンは頼りになる存在になります。
アイアンはコース攻略に欠かせないクラブ!
フェアウェイからはもちろん、ラフや林の中からのトラブルショット、フェアウェイバンカーからのショットなど、ありとあらゆる場面で使われるアイアンは、コース攻略では欠かせないクラブとなります。
また狭いコースやショートホール(パー3のホール)では、ティーショットでも使われます。アイアンのレベルアップがスコアに直結しますので、基本となる打ち方をしっかり整理しておきましょう。
基本となるアイアンの打ち方
基本となるアイアンの打ち方を、パートごとに詳しく解説していきます。
ボールの位置はどこ?
ボール位置の決め方には2通りあります。
スタンス幅を一定にする場合、ボール位置の基本は体の中央です。番手が下がるにつれてボール位置を体の中央からボール半分~1個分程度右足に寄せて調整をしていきます。
一方、番手が下がるにつれてスタンス幅を狭くしていく場合は、ボール位置は変えません。
どちらが正解ということはないので、自分に合う方法を選ぶか、場面によって使い分けるようにするといいでしょう。
ただし、あくまでこれは基本となるボールの位置で、ボールをクリーンにとらえたいトラブルショットでは、さらに意識的に右足側にボールを置いて打っていきます。
また、ゴルフコースは平らな場所ばかりではありません。傾斜によってもボールの位置は変わっていきます。
同様に、高い球や低い球が打ちたい場合にも、ボールの位置は変わってきます。
高い球の場合はボール1個分程度左に、低い球の場合はボール1個分程度右に置いて打ちます。
アイアンのアドレスは下半身の安定がポイント
アイアンのアドレスでは下半身をしっかり安定させるのがポイントです。
足の幅は肩幅より少し広めに開いて、どっしり構えるようにするとスイングが安定します。
バックスイングで正しい体重移動をするコツは股関節にあり
アイアンを構えたところから、バックスイングに入る時、大切になるのが体重移動です。構えた時の体重の配分は両足に均等にかかるように心掛けましょう。
バックスイングした時には、体重を右足に7、左足3くらいの配分で体重を移動させていきます。この体重を右足に乗せるコツは、右の股関節に体重を乗せるようにイメージすると上手くいくでしょう。
身体を捻転させるだけで、右の股関節に体重が乗ることを感じましょう。
体重を右に乗せようとして体全体が右に流れる動き(“スウェー”と呼ばれます)を行うと、ダフリやトップ、空振りなどのミスにつながるので注意してください。
トップはしっかり上体をひねって作る
バックスイングからトップを作る時、しっかり上体をひねるようにイメージします。
腕だけでクラブを振り上げるのではなく、上半身をひねってトップを形作るようにしましょう。この時、シャフトはボールが飛んでいく方向(飛球線方向)へ向いているようにトップを作っていきましょう。
ただし、トップを作った結果、実際にシャフトがどこを向いているかについては、個人個人の柔軟性の違いなどもあるため、一概に「どこが正解」ということはありません。
トップでは右前腕と前傾角度を平行に
トップの形では、右前腕の角度に注意します。
トップでは、スイングを後方から見て右前腕が前傾角度と平行になるのが理想です。結果として、トップでは右肘は少し空きます。
ダウンスイングで前に突っ込まない
バックスイングで右足に乗せた体重を、ダウンスイングで少しずつ左に移動させていきます。この時、ボールを打ちたい気持ちが強くなり過ぎて、上半身や頭が前に突っ込まないように注意しましょう。
体重移動をさせる意識ではなく、背中と腰の軸を中心に回転していくようなスイングを心がけるのがポイントです。
知らないうちに体が前へ突っ込んでしまうゴルファーも少なくありません。ダウンスイングの段階では、頭の位置をトップから動かさないようにスイングをするくらいでちょうどいいでしょう。ただし、フォローからフィニッシュにかけて目線が上がっていくこと(ルックアップと言います)は構いません。
しっかり構えて振り抜く意識でインパクトする
ダウンスイングからインパクトへとスイングが移行していく時には、何を意識すればいいのでしょうか。
アイアンをスイングする時、たくさんの動きを同時に意識することは非常に難しいので、意識するポイントは1つに絞るといいでしょう。
その際、インパクトをことさらに意識するよりも、アドレスで正しい向きにフェースを向けたら、あとはしっかり構えて振り抜くことを意識しましょう。
しっかり振り抜くことが、結果的に方向性の安定にもつながります。
フォローでは前傾姿勢を解かないようにイメージ
ゴルフでは前傾姿勢を作ってアドレスをしていきますが、フォローでもこの前傾姿勢をキープすることを意識しましょう。
前傾姿勢をキープしたままフォローまでスイングができると、スイングの軸が一定になってショットが安定してきます。
スイングの軸は、後頭部から背中にかけて1本の棒が体の中に入っているイメージを持つといいでしょう。
アイアンの弾道とヘッド軌道の関係性は?
アイアンを打ってみると、高弾道のボールになる人、低弾道のボールになる人、また右へ曲がっていく人や左へ曲がっていく人もいるでしょう。
こうしたアイアンの弾道の違いには、スイングのヘッド軌道が大きく関わっています。
まずアイアンショットの弾道の高さについて見てみましょう。
高弾道のボールが出る人は、しっかりとボールをクラブヘッドの最下点でとらえられています。
弾道の高さが足りないという人は、ボールの位置を見直してみましょう。
右に置き過ぎると、ロフトが立った状態でインパクトを迎え、弾道が低くなります。逆に左に置き過ぎると、クラブの歯でボールを打ってしまうトップというミスになり、超低弾道でボールが飛んでいくこともあります。
続いてボールが左右に曲がる人の違いについて見ていきたいと思います。
目標方向に対してヘッドが内側から外側へ抜けていく人は、インサイドアウトのヘッド軌道となります。こうした方はボールが左に曲がっていきます(フックボール)。ただし、インパクト時にフェース面が開いていると、そのまま真っすぐ右へ飛んでいくプッシュアウトにもなります。
逆にヘッドが外側から内側へ入ってくる人はアウトサイドインのヘッド軌道となり、ボールが右へ曲がる弾道になります(スライスボール)。ただしこちらも、インパクト時にフェース面が閉じていると、左に真っすぐ飛んでいく引っかけにもなります。
ボールが舞い上がって、頂点付近から左右どちらかに少し流れる程度のボール(ドローボールやフェードボール)なら自分の持ち球として問題ありません。
しかし大きくフックしたりスライスしたりするボールだと、狙ったところへ打つのが難しくなり、OBなどの危険性も高くなります。極端にボールが曲がってしまうという方は、ヘッド軌道をチェックしてみるといいでしょう。
また、インパクト直後にボールが打ち出される方向は、インパクト時のフェースの向きに関係があります。
狙った方向にボールが打ち出されない人は、インパクト時のフェースの向きに注意してください。
練習場でやるべきアイアンのおすすめ練習方法
ゴルフ練習場へ行った時、アイアンが上手くなるためにはどんな練習をしていけばいいのか見てみましょう。
ただナイスショットをするだけが練習ではありません。ここで紹介するアイアンの練習方法をぜひ取り入れてみてくださいね。
腰までの振り幅で! ハーフショットでフェースの向きを整える
アイアンに限らずどんなクラブでも上達への近道と言われるハーフショット。
バックスイングとフォロー、それぞれを腰までの高さでスイングをしてコツコツボールを打っていきましょう。
この練習のポイントは、フェース向きを揃えて、ボールの方向性を安定させてあげることです。この小さなスイングに、ゴルフスイングの大切なポイントが詰まっています。
ボールの位置やスタンス幅を変えて低いボールを打つ
普通に打つだけがアイアンの練習ではありません。
ボールの位置をボール半分~1個分程度右に置いたり、スタンス幅をいつもより狭くしたりしてボールを打つ練習をしてみましょう。
風が強かったり、打ちたい方向の上部に木が被さっていたりして、低いボールを打たなければならないケースがあります。
この練習は、そんな時に役立ちます。また、ボールをクリーンにインパクトができるようになり、ライン出しショットの練習にもなりますので、低いボールを打てるように練習していきましょう。
ティーアップしたボールをクリーンに打つ
ヘッドの入射角やインパクトの形を安定させるための練習が、ティーアップドリルです。
使うアイアンは9番アイアンやピッチングウェッジで大丈夫。ドライバーを打つくらいの高さにティーを設定して、そのボールをアイアンでクリーンに打っていく練習方法です。
この時、打ったボールの高さを揃えることがポイントです。
高さを揃えるためには、ヘッドの入射角やインパクトの角度を一定にする必要があります。この練習では、スイングやフェース向きを安定させることが目的になります。
シャンクにも効果あり!? 右手と左手で片手打ち
ちょっと難しい練習方法ですが、右手と左手、それぞれで片手打ちを行っていきましょう。
どちらも使うクラブはアプローチウェッジやサンドウェッジなど、なるべく短いクラブを選ぶようにします。
少し短めにグリップをしたら、できるだけ手を振らず、身体の回転だけでボールを体の正面でとらえるように意識して打っていきます。手首をダウンスイング時の角度を維持したまま、ボールをフェースに乗せるような感覚で練習をしましょう。
片手で打つため当然飛距離は出ません。クリーンにボールが打てるように練習していきます。手でごまかしが効かない練習ドリルなので、これでシャンクが矯正される効果も期待ができます。
練習では動画とスロー再生を活用してチェック
いろいろな練習方法をご紹介しましたが、動画撮影をして自分のスイングをチェックしながら練習することをお勧めしたいと思います。
最近ではスマホのアプリで超スロー再生ができるものもあり、自分のスイングがどのようになっているのか、修正するべきポイントはどこなのかが非常にわかりやすくなりました。
練習後、家に帰ってからでも確認ができますので、動画撮影をぜひ練習に取り入れてください。
同じシチュエーションばかりじゃない! こんな時どう打つの?
いろいろな場面で使えるアイアンですが、すべて同じスイングをするわけではありません。シチュエーションに応じて、最適な打ち方を使い分けていくのがゴルフ上級者への近道。
シチュエーション別に最適な打ち方を確認しておきましょう。
風や木の枝が邪魔で低いボールが打ちたい時は低弾道ショット
風や木の枝が被さっているようなケースでは、低弾道のショットを打っていきたいですね。
アイアンの練習方法で低いボールを打つ練習方法を紹介しましたが、まさにこのシチュエーションでぴったりのショットです。
ここでは2つの方法を紹介します。
1つは、通常のアドレスをした状態から体重を左に移して、身体の軸を左に傾ける方法です。こうするとロフトが立ち、軸が傾いた状態でスイングすることでボールに対するスイング軌道も鋭角になり、低いストレートボールになります。
もう1つは、練習の項でも紹介した、ボール位置を右に移動させる方法です。スタンスの向きや体重配分はそのままに、ボール位置だけを右に移行させ、その場所でフェースを目標に合わせます。
すると、インサイドアウト軌道でロフトが立った場所でインパクトすることになり、低いドローボールとなります。
ラフが深い時はトップをコンパクトに
ティーショットを曲げてしまって、ラフから打たなければならない場合では、たとえグリーンまで遠くてもアイアンが第一選択になるケースが多くなります。
ラフが深い場合は、しっかり振って飛距離を出すことが難しい状況もあります。
こんな時には、トップをコンパクトにしてフェースをボールに確実にコンタクトさせることを優先してみましょう。
飛距離を出すのが目的ではなく、深いラフにある状況から打ちやすい場所へ脱出するための打ち方です。
そのため、ラフの状況にもよりますが、ピッチングウェッジや9番アイアンなど、あまりロフトが立っていないアイアンを使うことが、ラフから脱出するコツになります。
コントロールよく確実に狙いたい! スリークォーターショット
アイアンで狙う場所が狭い時は、確実に狙えるようにいつものスイングよりもちょっと小さ目のスリークォーターショットが有効です。
スイングの振り幅をフルショットの4分の3にくらいに抑えてスイングをしていきます。力加減としては7割から8割程度のスイングです。
狙いどころを確実にとらえたい! という時に飛距離もそれほど落とさず、精度の高いショットができるのがスリークォーターショットです。
ディボット跡に入ってしまった! 上からヘッドをガツンと入れる
せっかくフェアウェイをとらえたのに、ボールを見てみるとディボット跡(ボールを打って芝が削れている場所)に入っているようなケースもありますよね。
そんな時は、普通にスイングしてしまうとダフったりトップしたりする危険性が高くなります。このようなシチュエーションでは上からヘッドをガツンと入れるようにスイングしていきましょう。
ディボット跡からのショットは非常に難易度が高くなりますが、あるがままの状況でショットをしなければいけないというのがゴルフのルール。
大きなミスにつなげないためにも、上からクリーンにボールを打つことがポイントです。そのためには、ボールの位置をやや右において、低い球を打つつもりで打ちます。
こんな時はあまりナイスショットを求めず、ある程度前に進んだら「よし」と考える割り切りも必要です。
コース攻略に役立つ! アイアンマネジメント術
アイアンを上手に使えるようになると、コース攻略にもかなり役に立ちます。飛ばすだけがゴルフじゃありません!
アイアンで失敗しないマネジメントを組み立てていきましょう。
ロングホールも怖くない? アイアンでレイアップ
ロングホール(パー5のホール)では、どうしても飛距離を出せるフェアウェイウッドやユーティリティ中心のショットが増えていきます。
しかし飛距離を出すクラブ選択に、スコアを崩す原因が隠れているケースもあります。
ロングホールでも安全にコースを攻略できるポイントが必ずあるはずです。短い距離を計画的に刻んでいくレイアップをしていくこともマネジメントの1つです。
あえて飛ばさない選択を! ティーショットをアイアンで
ティーショットではドライバーを使う場面が多いのですが、あえてティーショットを飛ばさないという選択をしてもいいでしょう。
ドライバーでなるべく遠くに飛ばせればそれだけ有利にはなるかもしれませんが、ボールを落とすところが狭かったり、あまり飛ばすと次のショットが打ちにくかったりするような場面もあります。
そんな時は、ミスショットの確率が低く、次も打ちやすいところに置けるアイアンでティーショットをする方法も考えられます。
いつもドライバーで攻めるだけがマネジメントではありません。
グリーン周りでも転がして狙う! アイアンアプローチ
グリーンに近づいてから、アイアンで転がして狙っていくのも1つの手です。
なんとなくアプローチと言えばサンドウェッジを使う方も多いようですが、アイアンを使って手前から転がしていくようなランニングアプローチを狙ってみるのもいいでしょう。
状況によりますが、こちらのほうがミスショットをした時のリスクを低く抑えられます。
アイアンの選び方を見てみよう
アイアンには各メーカーからたくさんの種類が販売されています。
どんなアイアンを選べばいいのか、それぞれどんな特徴があるのかを確認しておきましょう。自分の実力や悩みに合ったアイアンと出会えるように選び方の参考にしてみてください。
初心者は簡単でミスに強いアイアンを選ぶ
ゴルフの初心者はなかなかショットが安定せず、せっかくクラブに当たってもミスショットにつながる確率が高いものです。
ならば少しでもミスに強いアイアンを選ぶようにするといいでしょう。
ミスに強いアイアンの特徴は、アイアンのバックフェースがポケット状になっているもの(ポケットキャビティ構造)や少し大きめのヘッド形状のモデルを選ぶのが鉄則です。それらのアイアンは、ミスヒットに対する寛容性が高い特徴があります。
アイアンでも飛距離が欲しいならぶっ飛び系アイアン
アイアンでもなるべく遠くへ飛ばしたい! という飛距離が欲しいゴルファーにおすすめしたいのが「ぶっ飛び系のアイアン」です。
ぶっ飛び系アイアンの特徴として、ロフトがかなり立っているのがポイントです。従来のアイアンよりも1番手から2番手ほどロフト角が立っているので、小さな番手でより遠くまで狙えるのがメリットです。
弾道をコントロールしたいなら小ぶりなヘッドのアイアン
アイアンショットごとにボールの高さや曲がる方向などをコントロールして打っていきたい技巧派のゴルファーは、小ぶりなヘッドのアイアンがおすすめです。
小ぶりなヘッドは中上級者仕様になっている場合が多いですが、フェースの向きをコントロールしやすいので、アイアンが上達したら挑戦してみてはいかがでしょうか。
狙ったところへ狙った弾道で打ち分ける、というゴルフの楽しさを再認識させてくれるアイアンです。
アイアンのシャフトはどう選ぶ?
販売されているアイアンを見ると、シャフトが大きく2種類あることに気が付くと思います。
カーボンシャフトとスチールシャフトがありますが、市販されているものを見ると、カーボンシャフトはシニア、レディース用で、スチールシャフトはメンズ用と大きく分かれています。
カーボンのほうが軽く、力のないゴルファーでも扱いやすく、スチールは力のあるゴルファーが振ってもスイングが安定しやすいバランスになっているのが特徴です。
カスタムシャフトでは女性でも使いやすい軽量スチールや、力のある男性でも使える重いカーボンなどの特徴を持ったシャフトが販売されています。
ただ市販されているシャフトについては、シニアの方や、やや非力な方、レディース用がカーボンシャフト、メンズ用がスチールシャフトというのが一般的と言っていいでしょう。
最新アイアンは飛び&高性能
アイアンについて基本の打ち方から選び方、練習方法などを詳しく見てきました。
最近のゴルフクラブのテクノロジーの進化はすさまじく、飛距離や性能が非常に高いモデルが多くなってきているのが特徴です。
自分にぴったりのアイアンを見つけて、頑張って練習をしていきましょう。