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ドライバーが飛ばない原因は?飛距離アップにおすすめの練習方法

2021/11/16

ドライバーが飛ばない原因は?飛距離アップにおすすめの練習方法
iStock.com/MichaelSvoboda

「ゴルフは飛距離ではない」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、やはり飛距離が出ることには、コースを攻略する上で優位性があります。

第1打はしっかりとドライバーを飛ばしたい、と望む人も多いですよね。

そこでこの記事では、ドライバーが飛ばないと悩む人に、その原因や、実際に飛距離をアップさせるための練習方法をご紹介します。

気持ち良くドライバーを飛ばして、スコアアップを目指しましょう。

ドライバーの平均飛距離

iStock.com/woraput
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まず、自分のドライバーがしっかりと飛んでいるのかを判断するために、自分の飛距離とアマチュアゴルファーの平均飛距離を比べてみましょう。

ちなみに、ヘッドスピードとそのヘッドスピードで得られる理想的な飛距離の関係は、

ヘッドスピード(m/s)×5.5=飛距離

という計算式で算出することができます。

下記が、参考となるアマチュアゴルファーの平均飛距離になります。

一般的な男性ゴルファー   220ヤード
非力な方・男性シニア    200ヤード
男性ハードヒッター     240ヤード

一般的な女性ゴルファー   180ヤード
非力な方・女性シニア    150ヤード
ハードヒッター       200ヤード

平均飛距離と比べて、自分の飛距離はいかがでしたでしょうか? 平均飛距離よりも飛んでいないということでしたら、その原因を探ってみましょう。

ドライバーが飛ばない3つの原因

iStock.com/Goodboy Picture Company
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ドライバーが飛ばない原因は様々あると思いますが、ここではスイングで直せる主なものを3つご紹介します。

自分のドライバーが飛ばない原因はどれなのか、それが判明するだけでも改善の一歩となるでしょう。

手打ちになっている

iStock.com/ArtMassa
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ドライバーに限らず、ゴルフスイングは、全身の連動した動きでゴルフクラブを振ってボールを打っていくことが基本です。

しかし、初心者に多いスイングの特徴として、身体の回転と手の動きが同調せず、手や手首の力を利用して打つスイングがあります。このような打ち方を特に「手打ち」と言います。

手打ちのスイングをしてしまうと、スイングにタメができないためヘッドスピードが上がらず、身体と腕の動きがバラバラとなり、ヘッドの軌道が安定しません。

ミスの確率が増える上に、当たっても飛距離が出ないという結果となってしまうのです。

身体の捻りが足りない

iStock.com/shapecharge
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ゴルフスイングで、トップオブスイング(トップ)の時点で身体を捻るような動きのことを「捻転(ねんてん)」と言い、この捻転こそが飛距離をアップする上で必要不可欠な動きとなります。

ドライバーで飛距離が出ないという人は、トップの時点で動きを止めて、自身の捻転具合を確かめてください。もしかして、捻りが足りないことが原因で、飛ばない状態に陥っているかもしれません。

上半身と下半身で大きな捻転差ができ、それをダウンスイングで戻す際に生まれるパワーが伝わることで、しっかりとボールを飛ばしていくことができます。

フェースが開いている

iStock.com/taka4332
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ゴルフでは、インパクトでボールをつかまえたほうが、強いボールが出て飛距離を出すことができます。ボールに対してフェース面がスクエアな状態でインパクトできるとエネルギー効率が高くなりますが、フェース面が開いてインパクトすると、エネルギーが逃げて、こすったような球になるからです。

「ボールをつかまえる」とは、真っすぐ飛ばすためにフェースを返す動きのことですが、このつかまえる動きが上手くできず、フェースが開いたままインパクトしてしまっていると、強いボールが出ず、ボールは右に飛んでスライスになる危険性が高くなります。

フェースローテーションを身に付けることによって、インパクトでつかまったボールが打てれば、飛距離もアップしていきます。

飛距離アップの練習方法

iStock.com/PhotoTalk
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ドライバーの飛距離アップのために、日々できる練習方法をご紹介します。

飛距離アップには、ヘッドスピードだけではなく、ボールにエネルギーを効率的に伝えられているかを示すミート率も大切となります。

紹介する練習メニューを日々の練習に取り入れて、しっかりとドライバーを飛ばせるスイングの基礎を作っていきましょう。

重い物と軽い物を交互に振ってヘッドスピードを上げる

iStock.com/dp3010
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ヘッドスピードを上げるためにおすすめの練習方法が、重い物と軽い物を交互に振る方法です。

最初に、アイアンを2本持ち、身体の回転を使って大きく振りましょう。全身の筋肉の動きを確認しながら体幹や、しっかりと捻れているかも確認すると良いですね。

そのあとは、軽い物です。アイアンを1本にして、ヘッド側を持ち、こちらも身体の回転を使い、全力でスイングしてください。

重い物を振ったあとですので、いつも以上のスピードでスイングができるはずです。

この練習を繰り返すことで、無意識のうちにかかっている身体のブレーキを解除していくことができ、ヘッドスピードを上げることが可能になります。

重い物を投げる動作で身体と腕の同調を身に付ける

iStock.com/4x6
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次に、重い物を両手で抱えて、右側に投げる動きをイメージしてください。

重い物ですので、手でヒョイとやるわけにもいかず、下半身をしっかり使って投げなければ、重さに負けてしまうはず。この動きこそが、身体と腕が同調したテークバックの動きと同じになります。

ゴルフ初心者の多くが、テークバックの位置がバラバラで、そのままインパクトをすることで打点がブレてしまい、飛距離を出すことができていません。

この練習方法でテークバックの動きと下半身の使い方を身に付けることで、常に安定したインパクトを迎えることができ、飛距離アップが期待できます。

ハーフスイングでミート率を上げる

iStock.com/petrenkod
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「ドライバーの練習は常にフルスイングで」という人も多いと思いますが、フルスイングの前に、ハーフスイングの練習を行いましょう。

この練習では、いったんドライバーをアイアンに持ち替えても良いですね。

腰から腰の小さなスイングをしっかり練習することで、ボールをヘッドの芯でとらえる感覚が身に付き、ミート率が上がります。

徐々にスイング幅を大きくしていき、フルスイングでもジャストミートできるようになるように練習しましょう。

メンタルを整えることも効果的

iStock.com/PeopleImages
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ここまで技術面の点で飛距離アップについてお伝えしてきましたが、実はドライバーが飛ばない原因として、「メンタル」という可能性も考えられます。

「事前の練習が上手くいかなかった」「以前このホールで失敗をした」などの不安がある場合、リズムやスイングの動きが崩れて、飛距離が出ないということも。

飛ばそうと意識し過ぎず、心配であれば深呼吸を1つして、気楽にティーショットを打つようにしましょう。

水を飲むことも緊張の緩和に効果的です。

ドライバーが飛ばないと悩んでいる人は、自分の飛ばない原因を把握し、効果的な練習を行うようにしましょう。

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