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初心者でも飛ぶ!ドライバーのミート率アップに効果的な練習方法

2021/11/30

初心者でも飛ぶ!ドライバーのミート率アップに効果的な練習方法
iStock.com/nycshooter

ドライバーでより遠くまでボールを飛ばしたいという想いは、誰にでもありますよね。

飛距離に重要な要素でよく聞くのはヘッドスピードですが、もう1つ、大切なものがあります。

それは、ミート率です。

ミート率がアップすることで、同じヘッドスピードでも飛距離が伸びると言われています。

今回は、ドライバーでミート率がアップする練習方法をご紹介します。

ミート率とは?

iStock.com/allanswart
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ミート率とは、ボールスピードをヘッドスピードで割った値のことです。ヘッドスピードで得たエネルギーをボールにどれだけ効率的に伝えられたかを表します。

数値が高ければ高いほど、効率良くエネルギーを伝えられている証拠となります。

ミート率には、“1.56(ヘッドスピードの1.56倍を超える初速が出てはいけない)”というルールで定められた上限があり、規制範囲内で作られたボールやクラブは、この数値を超えないように作られています。

1.56のミート率を出すのはトップクラスのプロゴルファーでも難しく、プロゴルファーで1.4台後半から1.5、アマチュアゴルファーで1.3〜1.4くらいが平均的と言われています。

女子プロゴルファーが、体力的に勝る一般男子と同じかそれ以上の飛距離を得ているのは、ミート率が高いからです。

ミート率が悪い人の特徴

iStock.com/imbarney22
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ミート率が悪い人の特徴を見ていきましょう。ミート率を上げたいと思う人は、自分に該当する点がないかをチェックしてみましょう。

これらの点を直すだけでも、今までよりもミート率が上がることが期待できます。

スイングの再現性が悪い

iStock.com/Edwin Tan
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ミート率の高い良いショットは出るけど、その頻度が少ないという人は、スイングの再現性が低いと言えます。

会心の当たりも1ラウンドに1回あるかないか……となると、それは偶然となってしまいますので、再現性を高めることが重要です。

再現性が悪い人は、頭でいろいろと考え過ぎて、同じリズムやタイミングでスイングができていないのかも知れません。

ミート率の高いスイングがどのようなリズムで振った時に打てているのかを練習の時から意識して把握しておくと、コースでもスイングの再現性がアップするでしょう。

当たりどころがバラバラ

iStock.com/taka4332
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ミート率は、ゴルフクラブの芯に近い場所に当たれば当たるほど、数値が高くなります。

芯とは、クラブヘッド内部の重心から、フェース面に向かって引いた垂直の線とフェース面が交わった場所のことで、必ずしもフェースの中心にあるわけではありません。

常に芯でボールをインパクトできれば、ミート率は平均的に高い水準を維持できますが、当たりどころがバラバラだと、ミート率は悪くなります。

スイングを見直し、常にフェースの同じ場所でヒットできるようにすることがミート率アップの鍵になるでしょう。

下半身が余計な動きをしている

iStock.com/Mypurgatoryyears
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ゴルフのスイングは、下半身と上半身の動きを同調させ、身体の回転でボールを飛ばしていくものですが、ここに余計な動きが加わってしまうと、ミート率は下がってしまいます。

下半身がスウェー(不必要な横移動)して身体が開いてしまったり、右のかかとが浮いてスイング中の前傾姿勢が崩れてしまったりしていませんか?

これらの動きでスイング軌道が不安定になると、ボールが前に飛んだとしても、ミート率が悪くなり、期待した飛距離が出なくなります。

ミート率がアップするための練習方法

iStock.com/show999
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ミート率を良くするために、効果的な練習方法をご紹介します。

どれも特別な用具などの必要もなく、いつもの練習にプラスして取り入れることができますよ。

練習の中で正しいスイング感覚を身に付けて、ミート率をアップさせていきましょう。

ハーフスイングで感覚を養う

iStock.com/SolStock
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ドライバーはフルスイングでショットしていくものですが、まずは、腰から腰のハーフスイングで打つ練習を繰り返してみましょう。

いきなりドライバーでのハーフスイングが難しい場合は、ショートアイアンを使うのもおすすめです。

コンパクトなハーフスイングを行うことで、フェース面が意識でき、ボールを芯で打つ感覚を養うことができます。

腰から腰の振り幅のスイングしかしていないのに、芯をとらえた時には意外と飛距離が出ることを体感すると、フルスイング時にもそれほど力を入れなくてもいいということがわかり、スイングの再現性アップにつながります。

連続素振りで一定のスイングリズムを作る

iStock.com/Paul Bradbury
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スイングの再現性が悪い要因の1つに、スイングリズムが一定でないことも挙げられます。

自分に合ったスイングリズムを探る方法は、連続素振り。文字通り、スイングを止めることなく、連続して素振りを行う方法です。

繰り返し行うことで、スイングがなめらかになり、きれいなスイングができるリズムがつかめてきます。

また、同じスイングを繰り返すことで無駄な動きが省かれていき、その人に合った理想的なスイングが磨かれていきます。

このリズムと無駄のない動きが、再現性の高いスイングを作り出してくれるのです。

片足立ちでブレないスイングを作る

iStock.com/AscentXmedia
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最後に紹介するのは、片足立ちスイング。

ミート率が悪い人は、スイング中に身体の軸がブレてしまっていて、それを補佐するために下半身が余計な動きをしてしまっていることが考えられます。

右足を宙に浮かせ、左足だけでスイング。左足を宙に浮かせ、右足だけでスイング。これを何度も繰り返していきましょう。

片足だけでスイングを行うことで、身体の軸で回る感覚を身に付けることができ、通常のスイングでも下半身に余計な動きをさせることがなくなります。

最初から片足立ちでボールを打つのは難しいので、最初は何回か素振りをしてから、実際にボールを打ってみてください。

このような練習を繰り返して、高いミート率で効率良くドライバーを飛ばすことを目指していきましょう!

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