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飛距離アップをするためのクラブ選びのコツは?弾道計測器の数字の見方もチェック!

2022/11/19

飛距離アップをするためのクラブ選びのコツは?弾道計測器の数字の見方もチェック!
iStock.com/antpkr

ドライバーで飛距離を出すためには、打ち出し角やバックスピン量、ミート率など様々な数字が大切です。ヘッドスピードが変わらなくても、これらの数字が適正ならば飛距離を大きく伸ばせる場合もあります。 飛距離が伸びるような数字を出すためには、スイング改造と自分に合ったクラブ選択が大切です。 飛距離アップのためにどんなクラブを選ぶべきなのか、また飛距離を決める大切な数字について見ていきましょう。

まずは自分の数値を計測しよう

iStock.com/Talaj
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ドライバーの飛距離を伸ばすためにまず大切なのは、自分が打ったボールの数値を計測することです。

ボールを効率良く飛ばすために最適な数字がありますので、理想値と自分の数値のズレをまず確認することが大切です。この数字がわかると、どんなクラブを使うべきなのかが見えてきます。

飛距離アップのために自分の持ち球を理解しよう

iStock.com/nattrass
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同じ飛距離を飛ばせる人でも、弾道の高さの違い、ドローとフェードの違い、スピン量の違いなど、人によってボールの数値は様々です。

手っ取り早くそれを知るためには、まずは自分の持ち球はドロー系なのかフェード系なのかを理解しておきましょう。

ドロー系ならばロースピンで低めの弾道、フェード系ならばハイスピンで高めの弾道となる傾向にあります。

数値別の理想値と傾向から見るクラブの選び方

iStock.com/Pickone
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ここからはボールを打った時の見るべき数字とそれぞれの理想値、またどんなクラブを選べばその問題が解消できるのかをチェックしていきましょう。

ただしヘッドスピードによってそれぞれの理想値はやや異なるため、一般的な男性ゴルファーの平均である42メートル/秒(m/s)を想定します。

ボール初速

iStock.com/Kolbz
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ボール初速とは、打った瞬間のボールのスピードのことです。この数字が高ければ高いほど飛距離を伸ばせる可能性が高くなります。

ヘッドスピードが42m/sくらいのゴルファーの場合、ボール初速が60m/s出ていれば良好な数字と言えます。スイングの力がしっかりボールに伝わっているかどうかでボール初速が上下します。

ミート率

iStock.com/RTimages
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ミート率とは、ヘッドスピードに対してどれだけ効率良くボールを打ち出せているかを示す指標です。

ミート率は

ミート率=ヘッドスピード÷ボール初速

の式で計算することができ、理論上の最大値は1.56になると言われています。

プロゴルファーなら1.5前後、アマチュアゴルファーなら1.3~1.4程度と言われています。

ヘッドスピードが高くてもミート率が悪い人は、それだけきちんとドライバーの芯でボールをとらえられていないか、インパクトの瞬間にドライバーの面が左右どちらかに向いてしまっています。

ミート率が低いゴルファーはミスヒットの確率が高い傾向にありますので、なるべくスイートエリアが大きなミスに強いドライバーを選ぶと良いでしょう。

打ち出し角

iStock.com/alexsokolov
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打ち出し角とは、ボールを打った時、どれくらいの角度でボールが飛び出していくのかを表す数値です。「打ち上げ角」と呼ぶこともあります。

ヘッドスピード42m/sくらいだと、打ち出し角は15度前後が理想値です。

ロフト角で打ち出し角を調整できるので、打ち出し角が高過ぎる場合はロフトを小さく、低過ぎる場合はロフトを大きくしてみると良いでしょう。

また弾道調節機能(通称:カチャカチャ)が付いたドライバーなら、自分のボールの高さに合わせてロフト角を調整してみましょう。

スピン量

iStock.com/EpicStockMedia
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スピン量とは、ボールにかかるバックスピン量を指しています。ヘッドスピードが42m/sの場合、スピン量の理想値は約2000~2500回転前後となります。

ドローヒッターはスピン量が少なくなり、フェードヒッターはスピン量が多くなる傾向があります。

ロフト角を立てるとスピン量は減らせますが、打ち出し角が足りなくなってしまう可能性もあります。打ち出し角が高く、スピン量が多い方は、ドライバーのロフト角を減らすといいでしょう。

最近は低スピン性能をうたったドライバーも多いため、スピン量が多い人はそのようなドライバーに替えることも考えてみましょう。

ただし、ドローヒッターのようにもともとスピン量が少なめの人が、さらに低スピン性能を持つドライバーに替えてしまうと、スピン量が少なくなり過ぎてボールがドロップして飛距離が伸びなくなってしまうこともあるので注意してください。

サイドスピン

打ったボールがどれくらい横に回転をしているか表した数値がサイドスピンです。ただ厳密に言えば、ゴルフボールの回転軸は1つです。この回転軸の傾きによってボールの挙動に変化が現れるのですが、回転軸の傾きをわかりやすく可視化した数値がサイドスピンという指標です。

サイドスピンがゼロならばきれいなストレートボール。左回転をしていればドロー系、右回転をしていればフェード系となります。

ドロー、フェードともに大体1000回転以内ならば実戦でも使いやすいボールと言えますが、それを超えてくるとボールの曲がり幅が大きくなってラウンドで使いにくいボールと言えるでしょう。

ドロー回転が強過ぎる場合はボールのつかまりがやや控えめのモデルを、逆にフェード回転が強過ぎる場合は、よりボールがつかまるドライバーをチョイスしましょう。

シャフトの硬さや重さも自分にあったものを選ぶのがコツ

iStock.com/LightFieldStudios
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ヘッドの重さやシャフトの硬さ、重さなどもドライバー選びの大切なポイントです。自分の体力で無理なく振り切れる程度のスペックのドライバーをチョイスしていきましょう。

クラブを振る力には個人差がありますので、実際に試打をして重さや硬さを決定することをおすすめします。

ドライバーの数字からぴったりの1本を探し出してみよう

iStock.com/PhotoTalk
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ドライバーの飛距離を伸ばすために大切な数値について確認してみました。

まずはショップの試打室やインドアのレッスン施設などでそれぞれの数値を確認して、持ち球や現在の飛距離などと照らし合わせて、どこを改善すればいいのかを把握すれば、きっと自分にぴったり合った1本を見つけることができるでしょう。

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