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ゴルフクラブの使い分け方は?種類と役割を知って正しい番手選びをしよう

2021/05/25

ゴルフクラブの使い分け方は?種類と役割を知って正しい番手選びをしよう
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ラウンドで、ゴルフクラブは14本までキャディバッグに入れて持ち運ぶことができます。しかし、実際にコースでは、フェアウェイウッドを持てば良いのか、アイアンを持つべきなのかなど、クラブの使い分けに悩んだことがある人もいるのではないでしょうか。 ゴルフクラブには、それぞれの役割があります。 その役割を知ることで、いつどのクラブを持つべきなのか、使い分け方が自然とわかっていきます。 早速見ていきましょう。

ゴルフクラブの基本

iStock.com/sculpies
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ゴルフクラブは、ゴルフでボールを打つために使う道具です。

その種類は大きく分けて、ウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターの5種類になります。

さらに種類ごとに3番や5番など、細かく番手が分かれており、その中から14本を選び抜く必要があります。

初心者の場合は、ゴルフショップでセット売りされている初心者用のスターターセットや、ハーフセットなどを購入し、自分に合ったゴルフクラブを見つけていく、という方法がおすすめです。

とは言え、何を持つにしても、それぞれのゴルフクラブの役割について知らなければ、使い分けることはできません。

それぞれの種類と役割について、詳しく見ていきましょう。

ゴルフクラブの種類と役割

iStock.com/Fitzer
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ゴルフクラブの種類と役割について解説します。

これを見れば、どの場面でどのクラブを使えば良いか、番手選びに悩むことはなくなるでしょう。

ウッド

ウッドは、「ドライバー」と「フェアウェイウッド」の2種類にさらに分かれます。

ドライバーは、主にパー4(ミドルホール)やパー5(ロングホール)の1打目で使用します。ゴルフクラブの中では、最も重量が軽く、最も長く、最もボールを遠くまで運ぶ役割を持っています。

「1番ウッド」とも呼びますが、ドライバーという名前のほうが広く知られています。

フェアウェイウッドは、ドライバー以外のウッドの呼び名です。

基本的にはフェアウェイで使用されるクラブで、2打目、もしくは3打目で、できるだけ遠くにボールを運ぶ役割を持っています。

また、通常パー4やパー5のティーショットではドライバーを使用しますが、ドッグレッグのホールやフェアウェイの狭いホールで使用することもあります。

ほかのゴルフクラブと比べて、重量が軽いですが、シャフトが長い分、操作が難しいという特徴があります。

ユーティリティ

ユーティリティは、ゴルフクラブ中では比較的新しい種類のもので、フェアウェイウッドとアイアンの飛距離差を埋めるためのクラブとして誕生しました。

「フェアウェイウッドとアイアンを掛け合わせたもの」という意味から「ハイブリッド」と呼ばれることもあります。

実際に、フェアウェイウッドのように長距離を飛ばしやすく、アイアンのようにシャフトが短いため操作しやすいという特徴があります。

形状的には、フェアウェイウッドに形が似ているウッド型と、アイアンに形が似ているアイアン型に分類されます。

アイアンよりもボールがつかまりやすく、上がりやすいため、ロングアイアンの代わりとして使用している人が多いクラブです。

アイアン

アイアンは、番手によって決められた距離を狙ってボールを打ち、グリーンに乗せていく役割のゴルフクラブです。

ゴルフは、番手ごとにスイングを変えず、一定のリズムで打っていくという、いわば「再現性」が重要なスポーツ。

そこで同じスイングで飛距離を変えるために、選択するゴルフクラブを変更していくという方法を取ります。

数字が小さいほど長い距離を打てるように設計されており、昔は1番アイアンから9番アイアンありました(メーカーによっては10番、11番もあります)。数字が小さいほどクラブ長が長く、1番から3番をロングアイアン、4番から6番をミドルアイアン、7番から9番をショートアイアンと以前は呼んでいました。

しかし最近では、フェアウェイウッドやユーティリティの普及によって、長距離を打てるアイアンは絶滅危惧種となり、最近では5番アイアン以降が主流となっています。そのため、4番、5番をロングアイアン、6番、7番をミドルアイアン、8番、9番をショートアイアンと呼ぶことが多くなっています。

また、後述するウェッジの中の「ピッチングウェッジ」までが、通常アイアンセットとして販売されていることが多いため、ここまでをアイアンととらえる場合もあります。

ウェッジ

ウェッジは、形状的にはアイアンの一種と言っていいクラブですが、グリーンまでの短い距離を狙って打つ役割を特に持ちます。

主にアプローチで使用されるクラブで、長い距離は打てませんが、その分ボールが高く上がりやすく、バックスピンでボールをグリーン上に止めやすくなっています。

ウェッジはロフト角により、ピッチングウェッジ(PW)、アプローチウェッジ(AW)、サンドウェッジ(SW)、ロブウェッジ(LW)などに分類されます。

アプローチウェッジは、ギャップウェッジ(GW)、ピッチングサンド(PS)などと呼ばれることもあります。

パター

最後に、パターです。

ドライバーと同じく、ゴルフを知らない人にも知られていることの多いゴルフクラブです。

パターは、グリーンに乗ったボールをグリーン上にあるカップに入れる役割を持ちます。もちろん、グリーン外でも芝の短いところからならカップを狙って打つこともできます。

パターはほかのクラブと比べられないくらい多種多様な形状のものが販売されていますが、大きくブレードタイプ、マレットタイプ、ネオマレットタイプの3種類に分類されます。

ブレードタイプには、「ピン」というゴルフクラブメーカーが最初に開発した形状のピンタイプや、L字パターなどがあります。

マレットタイプは、別名「かまぼこ型」とも呼ばれ、かまぼこの断面のような形状をしたクラブヘッドをしていることが特徴です。

ネオマレットタイプは、マレットタイプのメリットをさらに進化させたもので、2ボールタイプやツノ型、スパイダー型など、様々な形状のものが揃っています。

プロゴルファーにとっては、パターの1打で獲得賞金が大きく変わることもあるため、「パット・イズ・マネー」という言葉が生まれました。

アマチュアゴルファーに賞金はありませんが、パターの1打が違うだけでスコアが変わってしまいますので、慎重にパッティングして、より少ない打数でカップインできるように練習しましょう。

クラブの使い分けがスコアアップの鍵になる!

iStock.com/PhotoTalk
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ゴルフクラブの種類と役割についてご紹介しました。

これを頭に入れておけば、実際のラウンドで何を使って打とうか迷った時に選択の後押しになるでしょう。

ただし、ラウンド中は、ボールがディボット跡(誰かがボールを打った後の地面の凹んだ場所)に入ってしまったり、左足下がりの難しいライから打たなければならなくなったりなど、予期せぬことがたくさん起こります。

そんな中でも、クラブを正しく使い分けていくことは、スコアアップのきっかけになるはずです。

まずは、それぞれのクラブのおおまかな役割を覚えて、徐々にいろいろな場面で使いこなしていけるように勉強していきましょう!

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