ゴルフクラブを買うと、グリップは最初から装着されています。 長く使っている、表面がツルツルになって滑りやすくなってきます。そうなると、グリップ交換の必要があります。 そこでここでは、グリップの選び方や交換時期、手入れの仕方から、人気のグリップメーカーについて紹介していきます。
目次
グリップの役割
グリップは、ゴルファーとゴルフクラブをつなぐ役割を持っています。
シャフトに接着されており、スイングの際にクラブが滑ったり、握った場所からずれたりしないよう、しっかりと支えるための道具です。
グリップの選び方
グリップの重要性はわかりました。では、実際にどのように選ぶと良いのでしょうか？
以下の4項目をチェックしましょう。
太さ
ゴルフグリップのサイズは、グリップの内径で表すのが一般的です。
M60、M58、M62が一般的なサイズです。M60は内径が0.60インチという意味です。
外径はすべて同じなため、コアサイズを表す数字が小さくなるほど、シャフトに装着した際に肉厚になり、握った時に太くなります。
太いグリップは、手首が使いにくくなるため、方向性、ミート率の向上によく、細いグリップは、リストターンがしやすくなるため、つかまりと飛距離の向上が期待できます。
重量
グリップを軽量にすると、手元が返りやすくなり、ボールを遠くに飛ばしやすくなります。その一方で、スイングが暴れやすくなる人もいます。
反対にグリップが重いと、操作性が良くなり、スイングが安定しやすいという人もいます。ただし、ヘッドを感じにくくなります。
通常ゴルフクラブに装着されているものや、市販のものは、50グラム前後と言われています。
振り心地を替えずにグリップ交換をしたい時は、元のグリップの重さとあまり変わらない重量のグリップを選ぶようにしましょう。
硬さ
ゴルフグリップの硬さは、コードの有無によって変わります。
コードとは糸のことで、摩擦に抵抗する役割を持ちます。
コード入りのグリップは、汗や雨で滑りにくくなる一方、握り心地が硬くなります。柔らかいグリップを使いたい場合は、コードなしのグリップを選ぶと良いでしょう。
また、グリップの素材によっても若干握り心地が変わります。
コードなしのラバー素材のものは、握り心地は柔らかいものの、使用頻度によりますが、半年から1年で劣化し、表面が硬くなってきます。
エラストマーなどの樹脂製のものは、コードなしのラバーグリップと比べるとやや硬い握り心地ですが、耐久性が良く、同じ握り心地が長続きします。
バックラインの有無
バックラインとは、グリップを挿した下側にある、ライン状の盛り上がりのことです。
これがあると、適度に指が引っかかりやすく、常に同じ場所でグリップできるというメリットがあります。
また、その特徴を活用して、バックラインを少しずらして入れることで、ボールがつかまりやすく（もしくはつかまらないように）握るようにできます。
ただし、フェースを開いたり閉じたりする人にはバックラインを邪魔と感じる人もいます。
フェースを開閉したいウェッジ類だけバックラインをなしにしたり、スライスを抑えたいドライバーだけバックライン入りにするなど、いろいろ工夫してみてもいいかもしれません。
グリップの交換時期
グリップの寿命はおよそ1年と言われていますが、素材や使用頻度により、大幅に変動します。
目安としては、ラバーグリップなら半年から1年、エラストマー樹脂製のものなら2年になります。ただし、握った時に滑る感じがするなら、期間にこだわらずに交換するようにしましょう。
グリップの手入れについて
グリップは、ラウンドや練習後に手入れをするかしないかで、寿命が変わってきます。
ゴルフクラブを使用した後には、少し濡らしたタワシやスポンジで、汚れを落としてあげましょう。
汚れがひどい場合は、専用のクリーナー、もしくは中性洗剤で洗うのがおすすめ。
洗った後は、風通しの良い日陰で乾燥させてあげれば、グリップの寿命はグッと長くなります。
グリップは、ゴルファーとゴルフクラブをつなぐ唯一の道具です。
自分に合うものを選び、長く使えるようにしっかりと手入れをしていきましょう。
人気グリップメーカー
グリップは、さまざまなメーカーが製造・販売しています。
人気のグリップメーカー4社を紹介します。
ゴルフプライド
ゴルフプライドは、世界で初めて、ラバーを使ったグリップを開発したメーカーです。
プロとの契約がないにも関わらず、世界のトッププロ使用率No.1に選ばれているその理由は、品質の高さ。
太さが均一のため、バランスが良く、スムーズなゴルフスイングを実現できます。
最高の素材と職人の手によって作られたグリップは、多くの人の信頼を得て愛されています。
イオミック
吸い付くようなグリップ感で、ズレを解消した密着性が人気なのが、イオミックのゴルフグリップです。
グリップのカラーと言えば、以前は黒ばかりでした。しかしイオミックのゴルフグリップは、赤や黄色、オレンジなど、カラーバリエーションに富んでおり、女性からも大きな支持を得ています。
トルク（ねじれ）を抑えた「ロートルクデザイン」を採用したことで、余計な力みが排除され、多くのゴルファーに支持されています。
パーフェクトプロ
フィット感に優れていると評価されているゴルフグリップが、パーフェクトプロです。
純国産グリップにこだわり、生産拠点も素材調達も日本国内で行い、日本の気候や、日本人の手のサイズを計算に合わせ、最適なゴルフグリップを作り出しています。
カラーグリップは、なんとこのパーフェクトプロが世界で初めて生み出したものです。
性能はもちろん、見た目のカラーコーディネートまで楽しめるゴルフグリップです。
エリート
雨の日はどうしてもグリップが滑ってしまいます。しかし、エリートのゴルフグリップは雨天時のグリップ力が強み。濡れても問題なく使えるグリップ力を誇り、プロゴルファーや競技ゴルファーから、多くの支持を集めています。
カラーバリエーションも豊富で、替えるたびに選ぶのが楽しくなりそうです。
お気に入りのグリップを装着して、クラブの愛着がアップ！
グリップは、ゴルファーとゴルフクラブの唯一の接点です。
最初はなかなかグリップにまで気が回らないかもしれませんが、一度お気に入りのグリップを見つけて使うようになると、より自分のクラブに愛着が持てるようになります。
新品のクラブはわざわざグリップ交換する必要はないかもしれませんが、こだわりのゴルファーになると、クラブを買った瞬間にお気に入りのグリップに交換する人もいます。
お気に入りのクラブを長く使用したいのであれば、定期的にグリップを交換してクラブを大事に使い続けてくださいね。
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