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18ホールを一気にプレー!スループレーのメリットを紹介

2021/12/11

18ホールを一気にプレー!スループレーのメリットを紹介
iStock.com/LightFieldStudios

コロナ禍で3密を避ける生活習慣が叫ばれる中、ゴルフでは「スループレー」という言葉を目にする機会が増えた、と感じている人も多いのではないでしょうか?

ゴルフと言えば、9ホールを終えて食事休憩を挟んでまた9ホールを回る、という流れが当たり前となっていますが、実はこのプレースタイル、日本独自のものなのです。

プロの試合だけでなく、海外のゴルフ場では、18ホールを一気に回るスループレーが主流となっています。

スループレーには、どのようなメリットがあるのでしょうか? 見ていきましょう。

スループレーの4つのメリット

iStock.com/alexsokolov
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スループレーには、昼休憩を挟む一般的なプレースタイルにはない、4つのメリットがあります。

コロナ禍を受けて、スループレーを導入するゴルフ場が増えてきたことは、密を避ける以外にも、これらのメリットを良しとするゴルファーが増えたからと考えられるでしょう。

時間の有効活用ができる

iStock.com/Seiya Tabuchi
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スループレーのメリット、1つめは、時間の有効活用ができるという点です。

食事休憩を挟むプレースタイルでは、ゴルフ場の滞在時間が6時間以上となることも多くなります。これが、「ゴルフは1日仕事」と言われる所以でもあります。

スループレーには昼休憩がなく、その分拘束時間が短くなることから、午前中はゴルフをして昼から他の予定を入れたり、朝に用事を済ませて午後からゴルフをしたりなど、1日の時間を有意義に使うことができるのです。

夏場は暑くなる前にプレーを終えられる

iStock.com/PhotoTalk
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2つめのメリットは、夏場は暑くなる前にプレーを終えられる、という点です。

ゴルフは屋外でプレーするスポーツのため、季節の影響を大きく受けます。

特に夏の暑さは厳しく、ゴルフ中に熱中症で救急搬送される人も少なくありません。

夏場は明るくなる時間が早いため、早い時間にスループレーのスタート時間が設定されていることも多く、早朝4時や5時からプレーを開始できる場合もあります。

この時間にスタートすると、プレー終了は10時頃となり、本格的に暑くなる前にプレーを終えられます。

スループレーは、暑さ対策にもおすすめのプレースタイルと言えるでしょう。

料金が安い

iStock.com/InspirationGP
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3つめのメリットは、通常のプレーと比べて料金が安い、という点です。

ゴルフ場にもよりますが、近年インターネット経由で予約の取れるゴルフ場のプランは、昼食がセットになっていることが多く、その場合、昼食代込みの価格となっています。

スループレーはそもそも昼休憩がなく、昼食が付いていませんので、その分、1000円~3000円ほど、料金が安く設定されている傾向があります。

昔に比べて安くなったと言っても、プレー日や季節によってはまだまだ高いと感じられるゴルフプレー代。お値打ちにプレーができる機会が増えれば、さらにゴルフの回数が増やせるかもしれませんね。

調子を継続したままプレーできる

iStock.com/AfricaImages
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昼休憩を挟んで調子を落としてしまった、という経験をした人も少なくないでしょう。

スループレーには休憩がないため、集中力が持続しやすく、調子を継続したままプレーできる、という点が4つめのメリットです。

ゴルフはリズムが大切なスポーツなので、昼食を食べることで、リズムを崩してしまいやすい人にはうれしいプレースタイルと言えるでしょう。

しかし逆に、前半の調子が悪く一呼吸入れたいという場合でも、スループレーには休憩がないため、自分自身で気持ちを切り換える方法を身に付けておく必要があります。

スループレーの注意点

iStock.com/takasuu
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スループレーのメリットと合わせて、スループレーならではの注意点を3つ、見ていきましょう。

特にスループレーをしたことがないという人は、これらに留意し、準備をした上でスループレーに臨むようにしてください。

水分や軽食など事前の用意が必要

iStock.com/franckreporter
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スループレーでは、お昼休憩を挟まずに5時間程度プレーをするので、途中で喉が乾いたりお腹が空いたりします。そんな時のために、水分や軽食などを事前に用意して持っていくと良いでしょう。

5時間程度なら我慢できると思う人もいるかもしれませんが、喉の渇きや空腹が影響して、集中力が低下したり、体調が悪くなったりすることもあります。

プレー中に口に運ぶものとして、バナナやおにぎり、ゼリー飲料など、片手で手軽に食べられるものを用意するといいでしょう。

水分は、保冷・保温効果のある水筒に入れておくと、夏は冷たい、冬は温かい飲料を飲むことができ、心と身体のリフレッシュにつながります。

ロッカーやシャワーなどの施設が使えない可能性がある

iStock.com/arismart
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早朝スルーや薄暮スルーなど、通常の営業時間よりも早い・遅いスタートの場合、ロッカーやシャワーなどの施設が使えない可能性があるため注意しましょう。

特に貴重品が保管できない場合、プレー中も自身で管理する必要がありますので、持っていくものを厳選する必要があります。

ロッカーを使用するつもりで行って、使えないためトイレで着替える羽目になった、などという事態を避けるためにも、予約の時点でゴルフ場に確認しておきましょう。

スループレー未経験者は自分の体力と相談する

iStock.com/kasipat
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スループレーをしたことがないという人は、まずは自分の体力と相談してみましょう。

ゴルフは激しい運動ではないものの、集中力を必要とし、移動の距離も長いため、ある程度の体力が必要なスポーツです。

昼休憩ありのプレースタイルでは、休憩中はゆっくりと椅子に座ることができますし、食事も摂りますので、そこで少しずつ、体力を回復することができます。

スループレーではその時間がないため、体力に自信がない人の場合、少し苦しい思いをすることも考えられます。

初めてスループレーに行く際には、スループレーに慣れた人と一緒に行くと安心かもしれません。

スループレーで新たなゴルフの楽しみ方を体験しよう

iStock.com/Marcus Chung
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日本では、一部のゴルフ場が実施していたもののまだそれほど普及していなかったスループレーでしたが、コロナ禍をキッカケとして、導入するゴルフ場が増えてきました。

ゴルフは屋外で行われるため、密にならないと言われているスポーツですが、クラブハウスやレストランは、その限りではありません。

スループレー導入のキッカケは喜ばしいものではありませんが、ゴルフの新たな楽しみ方を見つけ、今まで以上にゴルフを楽しんでいる、という人も多くいます。

従来のゴルフとは違う、スループレー独自のメリットや注意点を把握しながら、自由な形でゴルフを楽しみましょう。

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