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100切りのコツはハザード避け!徹底的なマネジメントで目標を達成しよう

2023/01/07

100切りのコツはハザード避け!徹底的なマネジメントで目標を達成しよう
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100切りを目標にする初心者の中には、「あのときバンカーに入れなければ」「あのOBがなければ」と、もったいないラウンドをしている人もいるのではないでしょうか。

スコアを落とす原因がハザードにあるのであれば、徹底的に避けるのもコースマネジメントの1つです。そこで本記事では、100切りをするためのマネジメントについて紹介します。

100切りにはマネジメントが重要

iStock.com/Willard
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100を切るためには、大叩きを避けることが大切です。

仮に18ホールのうち、ボギーを9ホール、ダブルボギーを9ホール叩いても、スコアは99で100切りは達成します。

中にはパーを取るホールも出てくると思いますので、そうすればダブルボギーを1つ記録しても100を切る計算になりますよね。

100切りを阻害する大きな要因は、8や9などの大叩きをすることなのです。

大叩きには、多くの場合OBや、バンカー、池などのハザードが関わってきます。

100を切りたいと思う人は、100を切るためのマネジメントを徹底的に行っていく必要があります。

100を切るためのマネジメント

iStock.com/sugar0607
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100を切るためのマネジメントについて、詳しく見ていきましょう。

1.OBを避ける
2.バンカーを避ける
3.池を避ける

どれもつかまってしまうと1打以上の損が出る可能性があるものです。

100を切るために、徹底的に避けていきましょう。

OBを避ける

iStock.com/Wanmongkhol
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OBは「アウト・オブ・バウンズ」の略称で、決められた場所から外にボールが出てしまうことで発生するペナルティを指します。

スコアをマネジメントする上でOBが一番恐れられているのは、池やバンカーと違い、打った場所から前に進めず、再度同じ場所から打ち直しをしなければならない点です。

OBを打ってしまった場合は1打罰が課せられるため、例えばティーショットでOBを打ってしまうと、最初に打ったボールが1打目、それに1打罰を課されて次に打つボールは3打目となります。

前に進めないのに3打目として打たなければならないことは、100切りをする上で大きな負担です。

右にOB、左に池があるホールであれば、最悪でも池なら入れても良いというくらいの気持ちで、とにかくOBを徹底的に避けることが重要です。

バンカーを避ける

iStock.com/PhotoTalk
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バンカーは、ボールが入ったとしてもペナルティは付きませんが、初心者の人でバンカーショットを苦手としている人は多いでしょう。

バンカー内のボールは芝ではなく砂地の上にあるため、フェアウェイやラフと同じようにショットをしては、上手く脱出できません。

ソール(クラブを地面に接触させること)をしてはならない点も、初心者を緊張させるルールの1つです。

ボールがバンカーに入ってしまったら、特にアゴが高いバンカーでは一度で出せない人も多く、大叩きをしてしまうこともあります。

バンカーの場所によっては、バンカーから打ったボールがOBや池になる可能性もあるため、自信を持ってバンカーショットが打てるようになるまでは、徹底的にバンカーを避けるのに越したことはないでしょう。

池を避ける

iStock.com/iShootPhotosLLC
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ボールが池に入ってしまうと、1打罰のペナルティが加えられます。

OBとは違い、前進して救済を受けられますが、それでもスコアを崩してしまう原因になることは間違いありません。

例えば、グリーンの手前に池がある場合は、左右どちらかにボールを打って池越えを回避できる場所からグリーンを狙うなど、池を避けるのもマネジメントの1つです。

徹底的に池を避ける戦略で、スコアを安定させられるように意識してプレーをしてください。

プレーに入る前にコースの形状を把握する

iStock.com/MichaelSvoboda
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プレーする前には、コースのホームページやコースナビなどでホールの形状をあらかじめ把握しておきましょう。

ストレートなのか、右ドッグレッグ、左ドッグレッグ、打ち上げ、打ち下ろしなど、ホールによってそれぞれ特徴が見られます。

アプローチでピンに寄せるためには、セカンドショットがどこから打てると良いかを考えて、ティーショットを打つように考えられると、よりゴルフコースを攻略しやすくなります。

例えば、グリーンの手前左側にバンカーや池があるホールでは、ホールの右側から攻めていくと、2打目や3打目でバンカーや池にかからないラインで攻めていくことが容易になります。

また、打ち上げや打ち下ろしなど、フェアウェイに傾斜の多いホールでは、多少2打目以降の距離が残ったとしても、平らなライのある場所にボールを置いたほうがミスをしにくいということもあります。

2打目以降でも、ティーショット同様、OBはあるのか、また池やバンカーはどこにあるのかなどを把握し、打っていく方向を考えましょう。

セカンドショット以降に避けられないバンカーや池がある場合

iStock.com/gradyreese
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2打目以降にバンカーや池があって、それが避けられない位置にある場合は、2つの攻め方があります。

1.刻む
2.大きめのクラブで打つ

以下で見ていきましょう。

刻む

iStock.com/davejkahn
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2打目地点からハザードを越えるのに十分なキャリーが必要な場合は、直接狙っていくのではなく、3打目以降のアプローチで乗せることを考えて、ハザードの手前に一度ボールを刻む戦略がおすすめです。

せっかく狙える距離なのに1打刻むなんてもったいないと思うかもしれませんが、そこでミスショットをしてバンカーや池に入ってしまうと、1打以上の損になる可能性があります。

刻むと決めたら迷わずしっかりと刻んで、次の1打でしっかりとピンに寄せていきましょう。

カッコよくハザードを越えてグリーンに乗せていきたい気持ちはあると思いますが、刻みのゴルフを徹底して行えば、必ず100切りは見えてきます。

大きめのクラブで打つ

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刻まずにハザード越えを狙う場合は、狙う距離よりも大きめのクラブで打つようにしましょう。

バンカーであっても池であっても、越えるにはキャリーが必要です。

例えばバンカーの上に切られたピンまで120ヤードという状況でそのまま打ってしまうと、キャリーが足りずにバンカーに入ってしまう可能性があります。

多少ピンをオーバーしてしまってもハザードにボールが入るより良いという考えを持って、大きめのクラブを選択することが100切りを手繰り寄せる秘訣です。

最悪を避けるクラブ選択を行う

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クラブ選択を行うときは、常に最悪を想定し、その最悪を避けるためにどのクラブを選べば良いかを考えましょう。

上記のバンカー上の切られたピンまで120ヤードという想定の例で言えば、理想的なのは、「バンカーを越えて」「ピンに寄る」という2つの目的の達成です。

しかし2つの目標ともクリアしようと欲張ってしまうと、体に力が入り、いつも通りのショットができず、バンカーに入ってしまう可能性が高くなります。

この場合、最悪なのは「バンカーに入る」ことと考え、「ピンに寄る」という目標はいったん捨てて「バンカーを越える」目標の達成だけを目指せば、クラブ選択がしやすくなるはずです。

徹底的にハザードを避けて100切りに近づこう

iStock.com/DSCimage
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100切りは、そんなに難しいことではありません。

しかし、OBやペナルティ、池やバンカーなどのハザードにボールが入ってしまうと大叩きをする可能性が増えてしまうので、これらを徹底的に避けていくことが大切です。

上級者は池やバンカーを越えてピタッとピンにボールを寄せているかもしれませんが、それは上達してから行えば良いもの。

徹底的にハザードを避けるコースマネジメントを行って、まずは100切りの達成を目指しましょう。

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