
ゴルフの初心者は、コースデビューまでにいろいろと準備をしなければいけません。道具やウェアなどの準備はもちろん、ボールがある程度打てるようにならないとゴルフ自体を十分に楽しむこともできません。
そこで、ゴルフ初心者がコースデビューするまでにやらなければいけない準備や練習、また練習をする期間の目安などについて見てみましょう。
目次
ゴルフ初心者がコースデビューするために準備するもの
ゴルフの初心者がコースデビューをするために、まずはゴルフの道具が必要になります。クラブはもちろんのこと、他にもたくさんの小物が必要です。
さらにゴルフでは、ゴルフウェア以外にもクラブハウスを訪れる際の服装も必要となります。ぜひチェックしておきましょう。
コースデビューに必要なゴルフの道具を準備しよう

コースデビューに必要なゴルフの道具をまず見ていきましょう。
ゴルフクラブ:ドライバー、フェアウェイウッド(3番、5番、7番など)、ユーティリティ(3番、4番、5番など)、アイアン(5~9番、ピッチングウェッジ)、アプローチウェッジ、サンドウェッジ(ウェッジ類は50~58度のものが一般的)、パター
キャディバッグ:カートタイプ、スタンドタイプがある
ゴルフボール:1ダース(12個入り)がおすすめ
ティー(ティーペグ):ショートティーとロングティーを複数本用意。最初はたくさん入った木のティーを2種類購入しよう
グローブ:天然皮革製のものと人工皮革・合成皮革製のものがある。店頭で試着をしてサイズを確認しよう
マーカー:地面に刺すタイプのものは、ほとんどのゴルフ場では無償で用意されている。購入するなら、帽子に付けるマグネットタイプがおすすめ
グリーンフォーク:グリーンについたボール跡を直す道具。たまに無償で用意されているゴルフ場もある
ボールケース:なくてもいいが、初心者のうちはあると便利
ゴルフクラブに関しては、ラウンドに持っていけるクラブの総本数が14本までと決められています。フェアウェイウッドやユーティリティ、アイアン、ウェッジの本数で調整をして14本に収まるようにしましょう。
コースデビューに必要なゴルフウェアを準備しよう

コースデビューに必要なゴルフウェアを確認しましょう。
ゴルフ用の帽子:ゴルフ用のサンバイザーやキャップがおすすめ
シャツ:ゴルフブランドのゴルフウェアがおすすめだが、ファストファッションブランドのポロシャツでもOK
ボトムス:ロングパンツやハーフパンツ、女性ならショートパンツやミニスカートも
インナーシャツ:日焼け対策や寒さ対策に季節に応じたアイテムを選ぼう。半袖シャツの下に長袖の機能性インナーを着用する、いわゆるレイヤードスタイルを禁止しているコースもあるので、事前にドレスコードを確認しておこう
上着:寒い季節には防寒用の上着が必須
ゴルフシューズ:ほとんどのゴルフ場では、ゴルフシューズの着用が義務付けられている。ソフトスパイクとスパイクレスの2種類があり、履き心地やデザインで選ぼう
ベルト:ゴルフではシャツインが必須のため、必ずベルトを装着しよう
ジャケット:クラブハウスへの入退場時に必要。夏季は免除されるコースもある
コースデビューに関して迷いやすいのが、ゴルフ場のドレスコードではないでしょうか。
ゴルフウェアとして販売されているものは、ほとんどのものがドレスコードをクリアしているだけでなく、機能性も優れているのでおすすめです。
ゴルフ初心者がコースデビューするのに必要な期間は?

ゴルフの初心者がコースデビューするのに必要な練習量や期間についても見てみましょう。一体どれくらい練習すればコースデビューできるのでしょうか。
ゴルフ初心者の心配ごとの1つです。
コースデビューはボールが打てるようになってから

ゴルフの初心者がコースデビューするには、ボールがある程度打てるようになってからでなければいけません。
ボールを打ってもまったく前に飛ばない、空振りばかり、という段階ではまだコースデビューは難しいでしょう。
トップやダフりは初心者なら出て当然です。打ちっぱなし練習場でほぼ空振りをしないくらいが、コースデビューができる目安になるでしょう。
コースデビューまでにどれくらい練習をすればいい?

ゴルフのコースデビューには、個人差が大きいため一概には言えませんが、1週間に1度くらいのペースで練習をした場合、3ヶ月程度の期間を見込んでおきましょう。
上達には個人差がありますが、3ヶ月程度の練習期間があれば、ほとんどの人が打てなくてまったく前に進めないというような状態からは脱出しているでしょう。
初心者がコースデビューするためにおすすめの練習方法

ゴルフの初心者がコースデビューする前には、どんな練習をするのが一番効率的でしょうか。
ゴルフ初心者におすすめの練習方法をお伝えしたいと思います。
打ちっぱなし練習場では「打ち放題」と「ボール貸し」を使い分けよう

初心者に限らず、ゴルファーのほとんどは打ちっぱなし練習場で練習を進めていきます。ほとんどの打ちっぱなしは、「打ち放題」と「ボール貸し」の2種類の料金体系のどちらか(あるいはその両方)になっています。
初心者のうちは、とにかくボールを打つ経験を増やしたいので、そういう場合には打ち放題のシステムがおすすめです。
しかし、ただ闇雲に打つだけでは「下手を固めてしまう」おそれもあるため、1球1球スイングを確認したり、素振りと実際に打つことを交互に行っていくなど、丁寧にボールを打つ練習も必要です。
そんな時は、打ち放題だと終了時間が気になってしまい、練習に身が入らなくなってしまうため、ボール貸しで練習をするのがおすすめです。
初心者におすすめの練習方法はハーフショット

ゴルフの初心者はスイングそのものがスムーズではありません。そこでおすすめの練習方法がハーフショットです。
やり方は、打つ方向を決めてその方向に軽く打つだけです。ただしその際、手先で軽く打ってはいけません。手をできるだけ使わず、身体の回転で打つことを心掛けてみましょう。
スイングの振り幅は、時計で言うところの3時から9時で、7~9番アイアンやピッチングウェッジを使用して練習しましょう。
この小さなスイングはゴルフスイング基本と言われており、この練習をたくさん行うと、自然といいスイングが身に付いていくでしょう。
短い距離のアプローチ練習でスコアが良くなる

打ちっぱなし練習場には、飛距離の看板が設置されているところが多く、その看板を狙って短い距離のアプローチの練習をしてみましょう。
20ヤードから50ヤードくらいの距離がおすすめで、サンドウェッジやアプローチウェッジを使います。
ゴルフの初心者がコースに行った時、グリーン周りで失敗を繰り返してスコアを浪費してしまう人がかなり多いのです。
練習をしっかりやってからコースデビューをする人でも、アプローチの練習が十分でないとなかなかいいスコアで回ることはできません。
まずは形にこだわらず、選択したクラブと振り幅でどれくらいの距離が打てるのか覚えておくと、コースに出た時に役立つことでしょう。
初心者はパターが一番スコアを縮めやすい

上級者と初心者でかなり大きな差が出るのがパッティングです。逆に、初心者でもパターの練習をしっかりしておけば、スコアを縮められる可能性が高くなります。なので、パターはデビュー前にはしっかり練習をしておきたいポイントです。
まずはショートパット。これは、パターマットさえ購入すれば自宅でも練習が可能です。
1~2メートル以内の距離をまっすぐ狙ったところに打てるようにパッティング練習をしていきましょう。
コースに行った時は、家の中ではできなかったロングパットの練習を中心に行いましょう。
長いパットを、狙ったところに近づける練習をします。ぴったりカップインを狙うのではなく、カップ周辺にボールを止めるようにざっくりと狙いを付けてパットの練習をしていきましょう。
ロングパットでは、方向性よりも距離感が重要です。距離感が合えば、必要以上にパット数が増えることも少なくなるでしょう。
打ちっぱなし練習場を上手に活用しよう

スイングの形を打ち込むだけで覚えられるハーフショットは、他のスイングの技術も向上しますのでおすすめの練習方法です。
もちろんフルスイングの練習をしても大丈夫ですが、スイングの形が定まっていない時期にフルスイングの練習ばかりすると、どうしてもスイングが安定しません。
まずは、ハーフショットで、身体の回転でボールを打つ感覚を覚えましょう。それから、その感覚を意識しながらフルスイングをすると、いわゆる初心者に多い「手打ち」からいち早く卒業できるでしょう。
打ちっぱなし練習場を上手に活用して、気持ち良くコースデビューしましょう!