ラウンドをしよう

いいスコアでラウンドするにはコースマネジメントが大切!考え方をチェック!

2021/11/16

いいスコアでラウンドするにはコースマネジメントが大切!考え方をチェック!
iStock.com/Talaj

「コースマネジメント」という言葉を耳にしたことはありますか?

ゴルフでいいスコアを出すためには、コースのマネジメントがものすごく大切な要素となります。ショットのレベルは高いのに「なかなかコースでいいスコアが出ない」というゴルファーは、このマネジメント力をアップさせられればスコアを大きく伸ばせる可能性があります。

いいスコアを出すためのコースマネジメントを学んでいきましょう。

コースマネジメントの基本:自分を知る

iStock.com/OtmarW
iStock.com/OtmarW

コースマネジメントを考える時、一番大切なことは自分を知ることです。

自分の各番手の飛距離はもちろん、持ち球やミスが出やすい方向、得意なクラブ、苦手なクラブなどを把握することがマネジメントの第一歩となります。

まずはこれらを把握して、ショットごとにクラブや狙う飛距離を判断する材料にしましょう。

コースマネジメントの基本:コースを知る

iStock.com/laflor
iStock.com/laflor

コースマネジメントをしていく上で、攻略すべきコースを知っておくことも不可欠です。

コースの広さだけでなく、池やバンカーなどハザードの場所、ミスが出た時にどちら側がセーフになりやすいのか、次のショットが打ちやすいのはどのあたりなのかなど、たくさん見るべきポイントがあります。

こうしたポイントを総合して考えて、どこを狙っていくのか決定しましょう。

ドライバーの距離では狙いどころが非常に狭い場合やドッグレッグで突き抜けてしまう場合、届く場所にハザードがある場合などは、リスクを取って飛距離を稼ぐのか、リスクを抑えてレイアップ(飛距離を抑えて安全な場所にボールを運ぶこと)するのかを決断しなければいけません。

コースマネジメントの基本:ショットの成功率を知る

iStock.com/nattrass
iStock.com/nattrass

ティーショットやセカンドショットに限らず、アプローチでも狙い方やクラブによって、ショットの成功する確率が変わります。

当然長い距離を飛ばせるクラブほど成功率は低くなる傾向にありますし、アプローチでも高く上げるロブショットなどの難度の高いショットは失敗した時のリスクが大きくなります。

狙い方によってショットの成功率が変動する主なシチュエーションは以下の通りです。

・パー4やパー5のティーショットでドライバーを握るか、フェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンを選択するか
・残り200ヤードの場面、3番アイアンで狙うのか、6番アイアンで刻んでアプローチ勝負にするか
・グリーン手前にバンカーがあるシチュエーションで、バンカー越えを狙うのか手前に刻むか
・林の中からグリーンを直接狙うか、横のフェアウェイへいったん出すだけにするか
・カラーからピンに寄せる時に、ロブショットで狙うか、転がしてチップショットで寄せるか

飛距離や得意な距離、番手によっても変わってきますが、ショットの成功率がおよそ7割以下ならば狙うべきではありません。さまざまなシチュエーションにおける各ショットの成功率を自分で把握しておけば、無謀な攻略法で大叩きすることも少なくなるでしょう。

遠くに飛ばすより次に打ちやすいショットを選択すべし

iStock.com/aetb
iStock.com/aetb

コースマネジメントのポイントは、自分の最大飛距離だけで考えないことです。

無理に飛距離を狙って、きつい傾斜でボールが止まってしまえばそれだけで難易度が大きく上がってしまいます。また、あえて手前にボールを落とすという選択をすれば、短い番手でショットが打てるため、ショット成功率の向上も期待できます。

なるべく次打が打ちやすくなるようなショットを選択していくことが、コースマネジメントのポイントです。

カップインから逆算してショットを組み立てよう

iStock.com/PhotoTalk
iStock.com/PhotoTalk

コースマネジメントをしていく時に、カップインから逆算して考えるとコースをどう攻略していけばいいのかわかりやすくなります。

パー4のコースを例にとって見ていきましょう。

逆算のコースマネジメント:グリーンのどこに乗せるか

iStock.com/nattrass
iStock.com/nattrass

グリーンのどこに乗せるかを最初に考えてみましょう。パットのしやすさに直結するポイントですが、上りのラインが残るような場所に乗せることを考えましょう。

また2段グリーンならば、カップと同じ段にボールが止まるようにグリーンに乗せたいと考えるはずです。

2打目や3打目、アプローチでどう狙えば同じ段に乗せられるのかを考えるようにしましょう。

逆算のコースマネジメント:アプローチが寄せやすいのは?

iStock.com/nattrass
iStock.com/nattrass

グリーンに乗せたいポイントがあれば、どこからどう打てばアプローチが寄せやすくなるのかを考えます。

グリーンが受けているのならば手前からが基本です。

またアプローチを打つ時、グリーンの反対側まで飛んでしまった場合のリスクも考えなければいけません。そこに池やバンカーがあれば、ミスショットで飛び過ぎてしまうロブショットを選択することは得策ではありません。

逆算のコースマネジメント:セカンドが打ちやすい場所は?

iStock.com/alexsokolov
iStock.com/alexsokolov

セカンドショットを打ちやすいのはどこになるかを考えましょう。

フェアウェイに置いたとしても、足元のライが悪ければそれだけショットの成功率が低くなります。

またグリーンを狙う時でも、池やバンカーなどのハザード越えとなるショットでは、ミスショットのリスクが大きくなるので注意しましょう。

こうした場面ではグリーンやピンをあえて狙わず、迂回して攻めていくことを考えることも大事です。

逆算のコースマネジメント:ティーショットはどこを狙う?

iStock.com/Dmytro Aksonov
iStock.com/Dmytro Aksonov

ティーショットは、2打目が打ちやすそうな場所を狙って打っていきましょう。狙うべきはフェアウェイが広い場所で、フラットな場所がベストです。

また多少ミスをしてもハザードやOBのリスクが少ない場所を狙っていくのが、マネジメントをする上で大切になります。

ドライバーの飛距離ではどうしてもハザードに入りそうだったり、フェアウェイキープが難しそうな場合には、あえてドライバーではないクラブ選択をするのも戦略の1つです。

コース攻略のカギはマネジメントにあり!

iStock.com/SvetaZi
iStock.com/SvetaZi

コース攻略をする時に大切なコースマネジメント。戦略を組み立てて目の前のコースに向き合うと、ゴルフの面白さがさらに見えてくるようになるだけでなく、戦略通りにコース攻略に成功すると、ゴルフの楽しみがより一層味わえるでしょう。

自分のゴルフスタイルやコースのクセに合わせて、コース攻略を楽しみましょう。

  • HOME
  • 基礎知識
  • コースでのプレー時間はどのくらい?初ラウンドで緊張しないためのマニュアル