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正しいフォームの作り方!初心者が美スイングを作るための練習方法

2021/09/09

正しいフォームの作り方!初心者が美スイングを作るための練習方法
iStock.com/MichaelSvoboda

ゴルフの正しいフォームを身に付けることは、ゴルフ上達に欠かせない要素の1つです。

基本に忠実な正しいスイングを身に付けられれば、それだけミスが少なく力強いスイングができるようになるでしょう。

ゴルフ初心者がさらに上達するために、どんな練習をすれば正しいスイングをマスターできるのか、練習方法を紹介していきたいと思います。

ゴルフスイングの基本のキ! グリップの形を確認しよう

iStock.com/sutteerug
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ゴルフのスイングに正しい握り方(グリップ)は不可欠です。

グリップはスイングの基本です。早速グリップの形を確認していきましょう。

グリップの基本形としては、オーバーラッピンググリップ、インターロッキンググリップ、テンフィンガーグリップ(ベースボールグリップ)の3種類があります。

まずは自分の感覚に合ったグリップを見つけるところからスタートしてみてください。

ゴルフスイングの良し悪しはアドレスで決まる

iStock.com/chadster
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正しいゴルフのスイングは正しいアドレスから。

アドレスの形が崩れてしまっては、毎回同じようにスイングをすることが難しくなります。

基本に忠実な美しいスイングをするために、アドレスの形にこだわってみてください。

スタンスの基本

iStock.com/isuaneye
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スタンス幅の取り方は、ボールを置く場所によって大きく2種類に分けられます。

スタンス幅を一定に取る場合は、クラブが短くなるにつれ、ボールの位置が右手前に移動します。ドライバーで左足かかとの前あたりから、ウェッジなどで身体の中心よりボール1、2個分右、という具合です。

長いクラブは広く、短いクラブは狭くというようにクラブによってスタンス幅を変える場合は、ボールの位置は常に左わきの下で一定になります。

スタンス幅は、狭過ぎるとスイングの回転はしやすくなりますが、スイングバランスが悪くなります。逆に広過ぎると安定感は増しますが、体を回転させることは難しくなります。

一般的には、体が硬い人は狭いスタンス幅で身体を回転させやすく、体が柔らかい人は広いスタンス幅で上半身と下半身を捻転させやすくなります。

いろいろなスタンス幅で打ってみて、自分がスイングしやすいスタンス幅を見つけましょう。

前傾姿勢は上体と腰をワンユニットで考える

(c)GOLF5
(c)GOLF5

アドレスをした時に前傾姿勢を作ります。この時、真っすぐ立った姿勢から、股関節で角度を付けるようにするのが基本の前傾姿勢の作り方になります。

スイングの軸を意識するために、上半身と腰を1つのユニットとしてイメージすると、正しい前傾姿勢が作りやすいでしょう。

猫背になったり腰が折れたりしないようにするのがポイントです。

グリップの位置は両腕を自然に垂らした時の左手の位置に

(c)GOLF5
(c)GOLF5

グリップの位置は、両腕をだらんと垂らした時の左手の位置で決まります。

この時の左手の位置と形を変えないようにしてグリップしましょう。

多くの人は左股関節の前あたりでグリップができることでしょう。

グリップの位置が決まったら、スタンス幅やボールの位置によって、おのずと適切なハンドファーストのアドレスができているはずです。

ボールは真ん中にセット(7番アイアンの場合)

iStock.com/sugar0607
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ゴルフボールをセットする位置は、前述のようにスタンス幅やクラブによって変わりますので一概には言えません。

そこでまず、ゴルフ初心者が最初に練習するクラブとして推奨されている7番アイアンで考えてみましょう。

7番アイアンで練習をする場合、ボールは真ん中にセットするようにアドレスしましょう。

ゴルフスイングの基本を身に付けるドリル

初心者ゴルファーは、まず動きの基本から身に付けていく必要があります。

いきなりビュンビュンとフルスイングをしてもいいのですが、これではスイングを正しい形に修正するのはなかなか難しくなってしまいます。

ゴルフスイングのポイントに応じて、正しい動きが作れるドリルを紹介していきましょう。

ショルダーターンドリル

(c)GOLF5
(c)GOLF5

ゴルフ初心者におすすめのドリルがショルダーターンドリルで、上半身の捻転を使ったスイングを体感できる練習方法になります。

このドリルのやり方は簡単で、前傾姿勢を作ったら両肩にゴルフクラブを水平に担ぎます。

そこから背中がボールを飛ばしたい方向を向くまで体をねじっていきます。次にお腹がボールを飛ばしたい方向に向くまで捻じり戻していきます。

できるだけボールが置いてある付近を見たまま、背中の軸を中心に回転するように肩をターンさせるように動きましょう。

この時、背骨が軸になっていますが、両肩は背骨軸に対して垂直に回るため、ねじり戻した時には右肩が下がる動きが正しくなります。

右手のひらで左手のひらを叩くドリル

(c)GOLF5
(c)GOLF5

ゴルフの正しい右腕の使い方覚えるためのドリルです。

まず、クラブを持たずに両手を合わせて前傾姿勢を作ります。

ここでバックスイングをしていくのですが、左手は最初の位置から動かさず右手のみ動かしていきます。

トップの位置から、最初の位置にある左手を右手で「パン!」と叩きます。シンプルな右腕の動きが覚えられるドリルです。

慣れないうちは腕だけでこの動きを繰り返して、慣れてきたら下半身の動きも付けて練習してみましょう。

スウィッシュドリル

(c)GOLF5
(c)GOLF5

続いて、インパクトの正しい形を覚えるためのスウィッシュドリルです。

スウィッシュとは「鞭などを振り回す」という意味の英語で、鞭のようにクラブをしならせてスイングができるように練習していくドリルです。

ゴルフ初心者のうちはなかなかヘッドを走らせる感覚がわからず、手首を固めてしまう人も少なくありません。そうなるとヘッドスピードが出せず飛距離が出ない原因にもなります。

用意するのはドライバーで、ヘッドの付け根付近を右手で握ったらそのまま片手で手首を柔らかく使いながらスイングするだけ。次に左手に持ち替えて同じようにスイングをしていきます。

手首のスナップを効かせながらスイングするのがコツで、これができるようになるとヘッドスピードが上がるでしょう。

ゴルフスイングはリズムが大切!

iStock.com/PhotoTalk
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ゴルフスイングは、一定のリズムでスイングすることがものすごく大切です。上級者やプロでもこのリズムが崩れてしまうと、思わぬミスショットにつながってしまうことが少なくありません。

正しいスイングリズムを身に付けるためのドリルを見てみましょう。

リボンスイングで切り返しのタイミングをマスター

ゴルフスイングでは、下半身、上半身、腕、と順番に体が動いていきます。体の動きが止まってしまうと、スイングのリズムが崩れてしまいます。

この体を動かす順序をマスターできるのが、リボンを使ったスイングです。

用意するものは、アイアンと2メートルくらいの長さのリボン、リボンを止めるための輪ゴムの3つ。アイアンのグリップエンド付近にリボンを輪ゴムで固定したら準備完了です。

ヘッドの付け根付近をグリップしたら、あとは連続して素振りをするだけです。

リボンがトップや切り返しでクシャッとならないように、体をリズムよく動かし続けるのがコツで、リボンがキレイな弧を描くように振ってみましょう。

歩きながらスイングをして捻転とスイングリズムを意識

(c)GOLF5
(c)GOLF5

正しいスイングリズムを身に付けるために、歩きながらスイングをしてみましょう。

歩きながら左足の踏み出しとバックスイングを同時に行い、左足の着地から腰、上半身が順番に動き出してスイングをします。

リズムよく正しい順番で体が動かなければスイングにぎこちなさが残ってしまいます。歩きながらスムーズにスイングができるようになるまで繰り返してみましょう。

力強いインパクトを生み出す練習方法は?

iStock.com/davejkahn
iStock.com/davejkahn

ゴルフの飛距離に大切なのが力強いインパクトです。その強いインパクトを生み出すためには、右手の使い方がものすごく大切になります。

力強いインパクトを生み出すための練習方法を見てみましょう。

おしぼりを床に叩きつける!

おしぼりを床に叩きつけるように投げるドリルが、力強いインパクトを生み出すためにうってつけです。

スイングをする時のようにアドレスをしたら、右手におしぼりを持ってトップから床におしぼりを投げつけます。

このドリルを行う時に注意するポイントは、おしぼりを強く握り過ぎないことです。

おしぼりを柔らかく握ると手首が使いやすくなって、インパクトに力強さが出てきます。さらに力強くこのドリルを行うためには、下半身や上半身の捻転も使わなければいけません。

インパクトのパワーの感覚をより引き出すために、ゴルフ初心者にぜひおすすめしたいドリルです。

ボールアンダースロードリル

「ゴルフのスイングでは右手は使わない」という理論もありますが、効率よく右手を使えばさらに強いインパクトを手に入れられます。

そこで、そんな右手の使い方を覚えられる、ボールをアンダースローで投げるドリルを紹介します。

実はゴルフスイングでの右手の使い方は、ボールを投げる時の動きとほぼ同じです。そこで野球のアンダースローのようなイメージで、スナップを効かせてボールを投げてみましょう。

ボールは軽く握って、手首を柔らかく使うのがコツです。

正しい下半身始動のスイングを身に付ける

iStock.com/Wand_Prapan
iStock.com/Wand_Prapan

ゴルフスイングでは、クラブを腕で振ることは御法度とされています。腕を使わず、正しく下半身を使ってスイングができれば、それだけスイングの再現性や力強さがアップします。

下半身から始動していく正しいスイングを身に付けるためのドリルを見てみましょう。

壁を使って下半身を動かす感覚を意識

ゴルフスイングの「タメ」を作るドリルとして紹介されているこちらの、壁を使ったスイングドリル。

スイングのタメは、体の各パーツが動き出す時の時間差がその正体。このドリルで、下半身がスイングを先導し、上半身との時間差を生み出すスイングを身に付けられます。

やり方は、トップの形を作ったら、壁にグリップエンドをくっつけてしまいます。

このグリップエンドを固定したまま、下半身を切り返していきます。

この時、グリップエンドが壁から離れてしまう方は、下半身の動きに上半身がついていってしまうスイングになっています。手が突っ込み過ぎたり、アウトサイドインのスイングになったりなどのエラーが出やすくなります。

グリップエンドを壁にくっつけたまま、下半身で動き出す感覚をこのドリルでつかみましょう。

ステップスイング

(c)GOLF5
(c)GOLF5

下半身から動き出す感覚をつかむための、ステップスイングドリルもおすすめです。

まず両足を揃えて立ったら、そのままバックスイングを開始します。トップの位置で左足を前に踏み出してスイングします。

グリップがトップの位置に収まったまま足を前に出していくことで、下半身から始動する感覚を身に付けられるドリルです。

このステップドリルでは、足を前に踏み出した時に上半身が一緒についていかないように注意しましょう。あくまで踏み出すのは足だけで、なるべく頭をその場に残したままスイングすることがポイントです。

ゴルフ初心者はドリルでキレイなスイングを作っていこう

iStock.com/EpicStockMedia
iStock.com/EpicStockMedia

ゴルフクラブをビュンビュン振り回しているだけでは、なかなか正しいゴルフスイングは身に付きません。

なので、正しいスイングを手軽に身に付けられるドリルは、ゴルフ初心者に特におすすめです。

ボールを打たないドリルも多いので、ぜひ自宅で取り組んでみてください。

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