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ゴルフ初心者必読!コースデビュー前に必要な準備は?

2021/07/31

ゴルフ初心者必読!コースデビュー前に必要な準備は?
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ゴルフ初心者がコースデビューする前は、とにかく不安がつきもの。それは、ゴルフ経験者であれば当たり前のことでも、初心者にとっては「コースでラウンドするということ」がまったくイメージできないためです。 そこで、ゴルフ初心者がコースデビュー前に準備しておきたいポイントをまとめてみました。 コースデビュー前に、「これだけ準備しておけば大丈夫」というものをゴルフの道具やマナー、ルールなどに分けてご紹介したいと思います。

ゴルフ初心者が準備するゴルフの道具は?

iStock.com/umesh chandra
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ゴルフ初心者がコースデビューするためには、まず道具が必須です。すべてレンタルでも大丈夫なのですが、せっかくゴルフを楽しむつもりなら、自前で少しずつ揃えていくといいでしょう。

ゴルフクラブ

iStock.com/taka4332
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ゴルフをするために、まずはゴルフクラブを揃えましょう。

もちろんレンタルクラブで練習に励んで、コースでもレンタルクラブという方もいます。しかし、クラブは重さやシャフトの硬さなど、打ちやすさがそれぞれ異なるため、できれば自分専用のクラブを準備してそのクラブで練習して、慣れてからコースデビューを迎えたほうが、よりスムーズにラウンドができるでしょう。

キャディバッグに入れられるゴルフクラブの本数は、14本以内と決められています。

ゴルフクラブにはドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアン、ウェッジ、パターなどの種類があります。

初心者用のクラブセットや友人から譲り受けたゴルフクラブで、ゴルフライフをスタートする方もたくさんいます。

最初のうちは自分で選ぶのはなかなか難しいため、セットになったものやゴルフショップで相談しながら購入するといいでしょう。必ずしも14本にする必要はありません。徐々に増やしていくことを視野に入れ、ドライバーやパターなど、必要なクラブを7~8本用意すれば、コースデビューできるでしょう。

ゴルフの小物一式

iStock.com/Boonrit Panyaphinitnugoon
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ゴルフをするには、クラブ以外にも必要なものがあります。細々とした小物がたくさん必要になりますので、チェックしてください。

コースデビュー前に準備するべきゴルフ用小物はこちらになります。

・ゴルフボール
・ボールケース
・ティーペグ(ショート&ロング)
・マーカー
・グリーンフォーク

ボールケースについては絶対に必要となるものではありませんが、ボールを入れて持ち運ぶ際、ポケットではどうしても邪魔になるケースもありますので、使用することをおすすめします。

マーカーはほとんどの場合、ほとんどのゴルフ場で無料配布されています。しかし、多くのユニークなマーカーが市販されていますので、お気に入りのものを見つけると、ゴルフのラウンドもより楽しくなるでしょう。

ゴルフウェア

iStock.com/JackF
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コースデビュー前にはゴルフウェアは準備しておかなくてはいけません。

・ゴルフ用の襟付きシャツ(ポロシャツ)
・ゴルフ用パンツ
・ベルト
・キャップ or サンバイザー
・ゴルフシューズ

各ゴルフ場にはドレスコードが制定されていますが、一般的なポロシャツや綿パンがあれば、ゴルフ専用ウェアでなくても問題ありません。

しかし、機能性やデザインを考えると、ゴルフ用のウェアを購入したほうが快適にプレーを楽しめるでしょう。

クラブハウスを訪れる際の服装

iStock.com/bonetta
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ゴルフをプレーするためのウェアだけでなく、クラブハウスを訪れる時の服装も準備しておく必要があります。

男性は基本的にはジャケパン(ジャケット+パンツ)スタイルでOK。ジャケットにスラックスやチノパンなどのコーデで、足元はチャッカブーツやローファーなどを合わせてみましょう。

女性もジャケパンスタイルでいいのですが、ワンピースなどのコーデでも大丈夫です。「ちょっとおしゃれなレストランにディナーへ行く」くらいのイメージでコーデを選ぶのがポイントです。また足元に関しては、低めのヒールがあるパンプスが最適です。

コースデビュー前にこれくらいは打てるようになっておこう

iStock.com/OtmarW
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ゴルフの道具やウェアだけでなく、技術的な準備ももちろん大切です。

せっかくゴルフ場のコースデビューだというのに、まったくスイングがボールに当たらないのでは、自分にとっても周りにとっても良くありません。

ボールが曲がったり狙ったところに打てなかったりするのは当たり前なので、ドライバーで空振りしない程度までは練習していくといいでしょう。

アイアンもなんとなく狙った方向に打てるようにしておくと、ゴルフの形になってくるはずです。

ミスは出て当たり前ですが、ボールがまったく打てないような状況でコースデビューをすることは避けましょう。

ある程度バランスよく練習して、そこそこゴルフが楽しめる程度の腕前になるには、3ヶ月程度の練習期間を必要とする人が一般的なようです。

ゴルフ初心者が知っておきたいゴルフのマナー

iStock.com/LightFieldStudios
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ゴルフ初心者は、ゴルフのマナーについてある程度勉強してからコースデビューすると、実際コースに出た時非常に役立ちます。

ゴルフ初心者だからといってマナー違反を犯すのはやはりスマートとは言えません。最低限のマナーを確認してからコースデビューをしましょう。

人が打つ時は静かにしよう

ゴルフは非常に繊細なスポーツです。スイングの途中の不意な話し声などで集中力を乱され、ミスショットになってしまうことも少なくありません。

そのため人が打つ時は静かにして、話し声はもちろん、物音や布ずれの音にまで注意を払えるようになると完璧です。

また声だけでなく、時間帯によっては打つ人が構えているボールの周辺に自分の影が映りこんでしまうこともあります。これもマナー違反になりますので、もし影が邪魔になってしまう場合には立ち位置を変えるようにしましょう。

他人のボールより前に出ない

ゴルフでは、他人のボール位置よりも前(グリーン方向)に出ないのが鉄則です。

前に出てしまうと、後ろにいる人が打ったボールが何かの間違いで飛んでくる可能性があるからです。実際にボールが当たって、大きな事故へとつながってしまった事例もこれまで数多くあります。

絶対に人のボールの位置よりも前に出ないように心掛けてコースデビューしましょう。

時間をいかに短くできるかを考える

「プレーファスト」と口酸っぱく言われている人もいるかもしれませんが、ゴルフではとにかくスピーディなプレーを求められます。

ゴルフ場では通常「ハーフ(9ホール)2時間15分」など、目安となるプレー時間が指定されています。

なぜプレーファストが求められるのでしょうか。

ゴルフ場には多い時には1日50組(18ホールのゴルフ場の場合)ものゴルファーが訪れ、プレーしています。ですので、車の渋滞と同じように、1組のプレーが遅れてしまうと、その後続の組のプレーがどんどん遅くなってしまい、コース全体に迷惑が掛かってしまうのです。

コースでプレーしているのは、自分たちの組だけではないのです。

そのため、素振りは1回まで、構えたらすぐに打つ、自分のボールの場所までクラブを持って走って行く、ボール探しは3分以内を守るなど、進行を遅らせないためにプレーを急ぎましょう。

プレー時間を短縮するための、細かなポイントはたくさんあります。

・打ち終わったクラブを手に持ったままカートに乗り込む
・グリーン周りからのアプローチでは、パターとウェッジ類をまとめて持っていく
・パッティングをする際、ウェッジ類はカートのある方向(次のホールへの動線上)に置く
・グリーンの傾斜などのパッティングラインを読む作業は、グリーンに上る際や他の人がパッティングをしている間に済ませておく

など、プレーを短縮できるポイントはたくさんあります。プレー時間をいかに短くできるかを常に意識してプレーするよう心掛けましょう。

いくらゴルフが上手でも、プレーが遅いゴルファーはグッドゴルファーとは言えません。スコアが120、130というゴルファーでも、進行に気を配りスピーディなゴルフができる人は、グッドゴルファーと言えます。

ゴルフ初心者が覚えておくべきゴルフのルール

iStock.com/Bet_Noire
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ゴルフには細かいルールがたくさんありますが、初心者がすべて覚え切れるものではありません。そこで、ゴルフ初心者がコースデビュー時に「まずこれだけを覚えておけば大丈夫」というポイントをまとめてみました。

コースデビューからラウンドを何度か重ねるうちに自然と覚えていくこともあります。ただし、最低限のポイントだけは押さえてからコースデビューをするようにしてください。

打つ順番、最初はくじ引き、2番ホール以降は打数順

ゴルフで打つ順番は、最初はくじ引きで決めます。スタートホールにくじ引きをするための棒が用意してあるはずです(ティーを放り投げて決める方法もあります)。

最初はそれでスタート順を決定しますが、次のホールからはスコアが良かった人から順番に打っていきます。同点の場合は、前のホールの順番に準じます。

基本的にはカップから遠い人から打っていく

ティーショットは、最初のホールはくじ引き、それ以降は前ホールのスコアが良かった順番で打ちますが、ティーショットを打った後はカップから遠い人から打っていきます。

つまり、一番飛んでない人から打つような感じです。

2019年に大幅にルール改定された際、準備ができた人から打つ(「レディーゴー」と言います)と明記されましたが、基本的には遠い人から順番に打っていくのが原則です。

ティーショットがOBになったら前進4打

ゴルフ初心者にありがちなのが、ティーショットがOBになってしまうケースです。

こうなった場合、多くのゴルフ場の一部のホールにはプレーイング4(通称:プレ4)と呼ばれる地点が設けてあります。

ティーショットがOBになった場合、前に設置されている黄色い特設ティーから、4打目として打ってくださいね、と言うものです。

ほとんどの競技ではプレーイング4は適用されませんが、多くのゴルフ場ではローカルルールとして採用されています。

また、2019年のルール改正で、OBになったと思われる場所からカップに近づかない最も近くのフェアウェイ付近から4打目としてプレーを再開できるというローカルルールも制定されていますので、積極的に活用していきましょう。

詳しくはこちらの記事を参照ください。

「OBかな?」と思ったら

前進4打が設定されていないホールや、ティーショット以外でも明らかにOBだったり、OBかどうか定かではなかったりというケースはよく見られます。

確実にOBである場合だけでなく、「OBかもしれない」「よくわからない」という場合には暫定球として同じ位置からボールを打っておきましょう。

これはOBかもしれないから、もし前に行ってボールが見つからなかったらOBとして扱って、新たに打ち直したボールでプレーを継続します、というものです。

その際、「暫定球を打ちます」と必ず宣言するようにしましょう。同時に「1球目はボールナンバー〇番、2球目は×番です」など、ボールの識別方法についても伝えておくようにするといいでしょう。

ちなみに、こちらの処置でも前項と同様に、OBになったと思われる場所から2罰打でプレーを続けられるローカルルールを適用できます。

たとえば2打目でOBを打った場合は、OBにしたと思われる場所からカップに近づかず、かつ最も近いフェアウェイ付近から、次打となる3打目に2打罰を加えて5打目からプレーを再開できます。

OKパットは1打をプラス

プレーファストを目的としたローカルルールの1つが「OKルール」です。

グリーン上でカップイン間近のボールに対して、同伴者に「OK」と言われた場合は、カップインさせずにボールを拾い上げていいことになっています。

このローカルルールは、一般的な競技では採用されていないことがほとんどですが、プライベートなラウンドでは逆にほとんどの場合で採用されています。

ゴルフ初心者にありがちなのが、「OK!」と言われたらそのまま1打を加算せずスコアを申告してしまうこと。

OKパットの意味は、「この距離だったら外さないだろうから、パッティングをしなくても入ったことにしてあげるよ」というもの。

つまり、4打目がカップ付近で止まって「OK」と言われた場合、そのホールは「5打」でホールアウトしたことになります。

ちゃんと1打を加算するようにしてくださいね。

ちなみに、OKルールを採用せず、必ずしっかりとカップインさせるルールのことを「完全ホールアウト」と呼びます。

ゴルフ初心者にありがちなコースデビューで迷うポイント

iStock.com/Yuri_Arcurs
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ゴルフ経験者にとっては普通でも、初心者にとっては右も左もわからないのがコースデビューです。そこで初心者が迷いがちなポイントを見ていきましょう。

受付方法がわからない

ゴルフ場の受付は、ゴルフ場へ入ったらフロントで必要事項を紙に書いて提出するだけです。年齢などによって割引が適用されるケースもありますので、身分証明書などは用意しておくといいでしょう。

場所によってはチェックイン用のカードや、スマートフォンのアプリでのチェックインができるコースもあります。

スタート時間のどれくらい前にゴルフ場に到着すべきか

ゴルフのプレーを予約すると、スタート時間は教えてもらえますが、受付時間までは教えてくれません。きちんと練習をして準備するのであれば45分から1時間前、最低でも30分前には受付を済ませておくようにしましょう。

スタート時間は決められていますが、指定のスタート時間よりも早くなる可能性もあるため、時間には余裕を持ってゴルフ場へ到着しておきましょう。

ロッカーやカートの場所ってどこ?

ゴルフ場に到着して受付をしたまではいいものの、ロッカーやカートの場所がわからないという初心者もいます。

受付後は、ロッカーで着替えをして、カートのある場所へ行って準備をするのが通常ですが、ゴルフ場によっては場所がわかりにくい場合もあります。

そんな時は受付で、ゴルフ場に初めて来たことを伝えて、ロッカーやカートの場所を聞いて確認しておきましょう。

パッティンググリーンやアプローチ練習場は勝手に使って大丈夫?

ロッカーで着替えをして、カートのところまできたら、パッティンググリーンやアプローチ練習場で練習をしてスタートを待ちます。

パッティンググリーンやアプローチ練習場は無料で自由に使っていいところがほとんどなので、カートに積み込まれた自分のキャディバッグからパターとウェッジ、ボールを持って練習をして待ちましょう。

ただし、アプローチ練習場に関しては、まれに有料だったり、会員限定だったりする場合もあるので注意してください。

打球練習場があるコースも多いのですが、こちらはほとんどの場合有料で、コインなどでボールを購入して打つシステムになっています(ラウンド代などと一緒に帰りに清算することが多いです)。カートの場所から練習場が遠い場合もありますので、コインの購入場所や練習場の場所をマスター室で確認しましょう。

ゴルフ初心者が楽しむためには準備が大切!

iStock.com/bernardbodo
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ゴルフ初心者がコースデビューをする時に、何も知らずにラウンドへ行ってしまうと、迷ってしまうことがたくさん出てきてしまいます。

コースデビューの時からゴルフを楽しむためにも、できる範囲でしっかり準備してからゴルフ場へ行くようにしましょう。

もちろん経験者がついて手取り足取り教えてくれればいいのですが、なかなかそうもいきません。この記事を参考に、準備万端で素敵なコースデビューを飾ってください。

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