か行
か
- カート
- ゴルフクラブが入ったキャディバッグを運搬するための道具のこと。プレーヤーが乗って移動する乗用カートを指す場合もあります。
- ガードバンカー
- グリーン周りにあるバンカーのこと。グリーンをガード(守る)ように配置されていることから、このように呼ばれています。
- カウントバック
- アマチュア競技で同スコアの人が出た場合の順位の決め方の1つ。ストロークプレーで、トータル・スコアが同じ場合に、18番ホールのスコアの良い人が上位になるというもの。18番ホールのスコアが同じ場合は、17番ホール、17番も同じ場合は16番と、差が付くまで遡ります。
- カジュアルウォーター
- 雨の後などに、コース上に一時的にできる水たまりのこと。2019年のルール改定後は、テンポラリーウォーター (temporary water) と呼ぶようになりました。地面を靴で踏んだ時に水が染み出し、シューズの周りに溜まるかどうかで見分けます。テンポラリーウォーター内にボールが落ちたり、スタンスがその場所にかかってしまう場合には、無罰でボールを動かす(救済を受ける)ことができます。
- カップ
- グリーンに開けられた穴、ホールカップのこと。カップということもあれば、ホールと呼ぶこともあります。通常はピン(旗)が挿してあり、ゴルフでは、このカップにボールを入れるまでの打数を競います。優勝時に渡されるトロフィーのことは優勝カップと呼びます。
- 幹事
- 飲み会などゴルフ以外でも幹事は存在しますが、ゴルフにおいても、コンペを取り仕切る役目を担った人のこと。開催日、コースの予約、賞品の手配、組み合わせの作成など、コンペ開催前から多くの役割があり、コンペ当日も受付やスコアの集計、パーティの準備など多くの仕事をこなさなければいけない大変な任務を担います。
き
- 黄杭
- イエローペナルティエリアを示す杭。この杭が示すエリア内にボールが入ってしまったら、1打罰のペナルティを課して、救済を受けることができます。救済方法は「打った場所から打ち直す」「最後にエリアを越えた地点とホールを結んだ後方線上の1クラブレングス以内にドロップして打つ」の2つから選ぶことが可能です。なお、2019年のルール改正で、エリア内でもボールが打てる状況であれば、ペナルティを課すことなく、通常と同じように打つことも選択できるようになりました。また、ショットの邪魔になる時は、黄杭は抜いてもOKな動かせる障害物扱いとなります。
- キック
- 打ったボールが地面に当たって跳ね返ること。「キックがいい」はフェアウェイなど条件のいい方向に跳ねることで、「ナイスキック」とも言われます。逆に「キックが悪い」のは、跳ねた方向が悪かったせいで、OBやペナルティエリア、ライの悪い場所にボールが行ってしまった時のことを表現しています。
- ギブアップ
- そのホールの最大スコアを申告すれば、ホールアウトしたものとみなすルールです。規則文には「プレーのペースを支援するため、プレーヤーが自分のホールのスコアが最大スコアに到達した場合には、そのホールのプレーを止めることを推奨する」という一文や「プレーヤーがホールアウトしたり、ホールアウトしないことを選んだり、最大スコアに達した時に、そのホールは終了となる」という記載があります。つまりプレーヤーはいつでも「ホールアウトしないことを選ぶ=ギブアップ」することができるというわけです。
以前は1対1でホールごとのスコアを競うマッチプレーのみで認められ、ストロークプレーでは失格扱いでしたが、2019年のルール改正以降、ストロークプレーでもギブアップが認められるようになりました。
なお、最大スコアは規則によると「委員会が設定した最大のストローク数(例えば、パーの2倍、決められた数、またはネットダブルボギー)に制限する形式である」とあります。つまり、競技のローカルルールで、ホールの最大ストロークを定めることができ、その打数を超えた場合、あるいは途中でギブアップした場合は、スコアカードには「最大スコア」を記入することができるというわけです。
- 逆目
- グリーンやラフなど、芝が生えている方向がボールの進行方向と逆を向いていることを指します。進行方向に向かっているものは順目と呼びます。逆目はラフなどで抵抗を受けやすく、ボールが出にくくなり、グリーンでは転がりを遅くします。特にグリーンでは順目か逆目かによって、ボールのスピードが大きく影響されるので注意が必要です。
- キャディバッグ
- ゴルフクラブやボールなど、プレーに使う道具を入れて運ぶバッグです。大切なゴルフクラブをまとめて、傷つけないで運ぶための必需品です。ゴルフ場の人が困らないため、ゴルフ場に持ってく際には名札を必ず付けておきましょう。
- 局外者
- 2019年のルール改正後、「局外者」は「外的影響」という新しい用語に変わっています。外的影響とは、プレーヤーとそのキャディ(チーム競技の場合はそのパートナーを含む)など、いわゆる競技者サイドの人を除く人、動物、ものなどで、プレーヤーの球や道具、コースに影響を及ぼすものであるとルールでは定義しています。
ただし、マッチプレーでは 対戦相手サイドの人はその対象から除外されます。つまり、同伴競技者、観戦している人、フォアキャディー、グリーンキーパー、オフィシャルなどのコース関係者や作業員、コース整備車両、カラス・犬などの動物、風に飛ばされてきたものなどが外的影響とされています。
ただし、風や水、それ自体は外的影響ではありません。旧ルールでは、局外者には競技者サイドの人の携帯品も対象外のアイテムに含まれていましたが、新ルールでは自分の道具や運転しているカートなどに球を当てても罰はなくなったため、それらを対象外のアイテムにする必要がなくなっています。
く
- グラスバンカー
- グリーン周りに配されることが多い、砂ではなく、草で覆われたくぼ地のこと。バンカーの名が付けられていますが、ハザードではないためクラブをソールすることも可能です。
- クラブハウス
- ゴルフ場に到着後、最初にチェックインする受付フロントやロッカールーム、レストラン、コンペルーム、お風呂やシャワールームなど、ゴルファーのために必要な設備が設けられた建物のこと。ゴルフ場の会員だけが利用できる設備を備えている場合もあります。また、クラブハウス内では、注意すべきマナーも多くあるので、遵守するようにしましょう。
- クラブレングス
- ゴルフクラブの長さのこと。ルールに従ってボールをドロップするエリアを決める時に、このクラブレングスという言葉が用いられます。その際、パターを除く一番長いクラブ(ドライバーの場合はドライバー)を用いて測ります。ワンクラブレングスというと、1本分の長さということで、2クラブ レングスといえば2本分の長さ、ということになります。
2019年のルール改正で、計測する際、実際にドライバーを使って計測しなくても、その長さの範囲内に入っていればOKとなりました。
- グリーン
- コース内で芝が最も短く刈り揃えられた、ホールカップがある区域のこと。ここを目指して、ボールを打っていきます。ここに乗ったら、ショットではなくパッティングを行います。グリーンはデリケートな場所なので、走ったり足を引きずったりしないようにしましょう。
- グリーンエッジ
- グリーンの周囲の縁のこと。カラー。芝生の長さはグリーンよりも長く、フェアウェイよりは短くなっています。
- グリーンフィ
- ラウンド時に発生する、ゴルフ場に支払うコース使用料のこと。ゴルフ場ごとに金額が異なります。また、実際に支払う金額には、これ以外にカートフィやキャディフィ、税金などが加算されます。
- グリーンフォーク
- グリーンにボールが落下した衝撃で凹んだ、ボールが落下した場所を平らに修復するために使用する道具のこと。
- グリップ
- (1)ゴルフクラブを握る部分に付けられている、ゴムや樹脂でできたパーツのこと。
(2)クラブを握る(グリップする)こと。
- クローズスタンス(クローズドスタンス)
- ゴルフにおける立ち方(スタンス)の1つ。アドレス時の足の位置や肩の向きが飛球線方向に対してやや右を向いて構える構え方(右打ちの場合)。正面から見た時に、身体が閉じて見えることからクローズドスタンスと言われます。
- クローズフェース(クローズドフェース)
- ゴルフクラブのフェースが、飛球線方向に対して、左を向いている状態(右打ちの場合)。ボールは左方向に飛びやすくなります。
- クロス(シャフトクロス)
- トップオブスイングで、シャフトが飛球線方向よりも右を向くこと(右打ちの場合)。飛球線とスイング軌道がクロスしていることからこのように呼ばれます。
- クロスバンカー
- フェアウェイに食い込んでいたり、フェアウェイを横切るように設置されたバンカーのこと。フェアウェイバンカー。パー4、パー5のティーショットやパー5の2打目でちょうど入りそうな位置にあるケースが多い。ボールの通るルートにクロスすることから、クロスバンカーと呼ばれています。
こ
- コースマネジメント
- ゴルフ場の各ホールをどのように攻略していくのか、戦略を立てること。自分の飛距離や、得意不得意など、さまざまな要素を考慮して、どのように攻めるかを組み立てることで、よりスコアがまとまりやすくなります。
- コースレート
- ゴルフ場の難易度の高さを示す数値のこと。コースレイティングとも呼ばれます。「70.5」のように小数点第1位まで表記され、数字が大きいほど、難度の高いコースということになります。日本では、日本ゴルフ協会(JGA)が決定しています。
- 高麗グリーン
- 「高麗芝」と呼ばれる品種の芝を使用しているグリーンのこと。日本のゴルフ場(特に本州以南)で多く見られます。葉が硬く、しっかりとしているため芝目が強く、ボールの転がりに強い影響力を与えることが特徴です。
- 誤球
- 自分のインプレー(プレー中)のボールではなく、同伴競技者のボールやコース内に放置されていたロストボールなどを自分のボールと勘違いして打ってしまうこと。マッチプレーではそのホールの負け、ストロークプレーでは2打罰になります。また、誤球に気付くことなくホールアウトした場合、次のホールのティーショットを打った時点で競技失格となります。最終ホールでの誤球は、そのパッティンググリーンを離れた時点で競技失格となります。
- ゴルフボール
- ゴルフのプレーに使うボール、球。ボールの重さは45.93グラム以下、直径は42.67ミリ以上で、一定の条件化で規定初速を超えてはならないと規定されています。これにそぐわないものは「非公認球」となります。
- コンシード
- マッチプレーにおいて、相手が次のストロークで明らかにカップインできそうな時に、ホールに入ったものとして扱い、ホールアウトする行為のこと。相手の球が止まっていれば、いつでも相手の次のストロークをコンシードすることができます。一度出されたコンシードは辞退することも、取り下げることもできません。
- コンペ
- コンペティションの略で、ゴルフの競技会のこと。仲間内で集まって行うゴルフ大会のようなものから、企業が主催するもの、ゴルフ場主催で当日に誰もが参加できる形式のものまで、様々な形態で行われています。