さ行

サスペンド(サスペンデッド)
ツアーなどの競技で、大雨や雷などの天候不順や、日没などの理由で、試合続行不可能になった場合に、一時中断して、翌日以降に中断時と同じ状態で再開すること。
ザックリ
グリーン周りのアプローチショットで、ボールの手前の地面をクラブで叩いてしまうミスショットのこと。チャックリ。クラブが地面にザックリと刺さってしまうことから、このように呼ばれます。
サブグリーン
2つのグリーンを有するコースで、使っていないほうのグリーンのこと。目的外グリーン。芝生の保護の観点から、サブグリーンやそのカラーはプレー禁止区域になっています。2019年のルール改正で、サブグリーンにスタンスがかかるだけでもプレー禁止になり、違反した場合はペナルティが与えられます。
山岳コース
その名の通り、山地の山あいに作られたコースのこと。激しい傾斜や打ち下ろし、打ち上げなど、全体的にアップダウンが激しいコースレイアウトになっているのが特徴。限られた土地を開拓して作られていることも多く、フェアウェイ幅が狭いホールや、ヤード数が短いホールがあるところも多い。
暫定球
打った球がOBやロストボールの可能性がある時に、暫定的にプレーを続けるために打っておくボールのこと。「暫定球(Provisional Ball)」の宣言をしてから打ち直しのボールを打ちます。最初に打った球が見つかった時はそのボールをインプレーとし、「暫定球」は拾い上げます。
サンドウェッジ
ロフト角の大きなウェッジで、主にバンカーでの使用を目的にしたウェッジ。SW。バンカー以外にも、深いラフからのショットや、スピンをかけて止めたい短い距離のアプローチなどでも活用します。

ジェネラルエリア
ティーからグリーンまでの間で、ティーショットを打つティーイングエリア、赤または黄色の杭で囲まれたレッド及びイエローペナルティエリア、バンカー、パッティンググリーン、区域外であるOBゾーンを除いた、すべての場所のこと。2018年までの旧ルールで、スルーザグリーンと呼ばれていた場所のこと。
直ドラ
通常ティーアップして打つドライバーを、2打目以降などで距離を稼ぐ目的で、地面の上にあるボールを直接打つこと。非常に高度な技術を要します。
芝生のこと。グリーンやフェアウェイ、ゴルフ場ではいたるところで芝が使われています。グリーンに使われているのは、高麗芝やベント芝といった品種が一般的ですが、他にもいろいろな品種があります。
芝目
順目や逆目など、芝が生えている方向のこと。
シャフト
ゴルフクラブの棒の部分のこと。カーボン樹脂でできたものや、スチール製のものなど、求められる特性に合わせて、さまざまな素材が使用されています。
シャンク
ボールをクラブのネック部分で打ってしまうミスショットのこと。ソケットとも言います。右打ちの場合、ボールの左端を打つことになるので、打ちたい方向よりも大きく右斜め前方に飛び出してしまう打球になります。グリーン周りなど確実性を求めるアプローチショット時に多く発生し、スコアを崩す要因になります。
修理地
ダメージを受けていたり、修理をしていたりするエリアのこと。青杭や白線で囲まれていることが多い。修理地にボールが入った場合、そのまま打つことも可能ですが、無罰で救済を受けることもできます。
順目
グリーンやラフなど、芝が生えている方向がボールの進行方向に向いていること。順目では、ショットして落ちたボールは芝生の抵抗をあまり受けずに転がっていくため、ランが出ます。グリーン上では、転がる抵抗が少ないため、長い距離を転がりやすくなります。
ショートアイアン
短い距離のショットを打つために用いる、番手の数字が大きいアイアンクラブのこと。主に8番アイアン以降を指すことが多い。
ショートウッド
フェアウェイウッドの中で、7番ウッド以降の数字が大きい短い番手のもののこと。メーカーやブランドによっては、11番ウッドや13番ウッドをラインアップしているところもあります。
ショートカット
大きく左右に曲がったドッグレッグホールなどで、フェアウェイのコースを外れて木の上などを通過させ、打球を近道させること。OBなどのミスショットにもつながりやすく、高いリスクを伴いますが、成功すればグリーンが近くなり、2打目以降が有利になります。
ショット
クラブでボールを打つこと。
白杭
OB(アウトオブバウンズ)を示す杭のこと。白杭と白杭を結んだ線の外側にボールがある場合、OBとなり、ペナルティが課せられます。

スクエア
(1)フェースの向きが飛球線に対して直角になること。スクエアフェース。
(2)体の向き(腰や左右のひざ、肩を結んだ線)が飛球線と平行なこと。スクエアスタンス。

(3)マッチプレーで差がないこと。オールスクエア。
スクエアスタンス
ゴルフにおける立ち方(スタンス)の1つ。アドレス時に左右のかかとを結んだラインがボールとターゲットを結んだ飛球線と平行になるように構えること。
スコアカード
ゴルフ場でのラウンド時に、ホールごとの打数を記録するカードのこと。各ホールのヤーデージ(距離)やパーの数(規定打数)が明記されています。スコアカードは鉛筆とともに、マスター室(プレー進行管理室)前に置いてあることが多く、いずれも通常は無料で提供されています。
スタート抽選機
スタートホールで打つ順番を決めるために用いられるくじ引きの道具のこと。日本ではほとんどのゴルフ場のスタートホールに備え付けられています。ステンレス製の4本の棒それぞれの先に、1から4を示す印が付いていて、印を隠した状態で各プレーヤーが1本ずつ引き、引いた棒についている印の順番がティーショットの順番になります。
スタンス
ショットを打つ時の立ち方や、構えた時の両足の幅のこと。
ストローク
ボールを正しく打つ意志を持ってクラブを振る動作のこと。ボールを打つ意志があったのであれば、空振りもストロークと見なされます。逆に打つ意志がないのに、ボールにクラブが当たってしまった場合は、ストロークとは見なされず、ボールを元の位置に戻してプレーを再開させることができます(無罰)。元の位置に戻さなかった場合は、誤所からのプレーで2打罰になります。
ストロークプレー
ストロークの回数で競うこと。所定のホール数をラウンドし、ストローク数の合計が一番少ない人が勝者となります。
スプーン
3番ウッドの通称。
スライス
利き手方向に、ボールが大きくカーブを描いて曲がっていくショットのこと。右打ちの人は右方向へ、左打ちの人は左方向にボールが飛んでいきます。
スリーサム
3人1組でラウンドすること。ゴルフ場によっては、割増料金がかかることがあります。
スルーザグリーン
「ティーイングラウンド、グリーン、ハザードを除いたすべての場所」のことです。2019年のルール改正以降、「ジェネラルエリア」という名称に変更されました。
スループレー
昼の休憩をはさまずに、18ホールを通してラウンドするプレースタイルのこと。
スロープレー
正当な理由なく競技の進行を遅らせるプレーのこと。プレーが遅く、前の組との間が空いてしまうと、スロープレーと見なされます。公式競技の場合、まず警告を受けることになり、それでも改善が見られなかった時にはペナルティとして1打罰が加算されます。

プライベートなラウンドでは、ペナルティこそありませんが、後続の組に迷惑がかかるので、スロープレーは絶対に避けるようにしましょう。
スロープレート
英語では「slope rating」。主にアベレージゴルファー向けのコース難易度を示す指標のこと。ハンディキャップの大小(=坂、勾配)に応じた評価方法で、JGA/USGAコースレーティングとボギーレーティングの差に基づいて算出され、55から155までの整数で表されます。

セミパブリックコース
会員(メンバー)制のゴルフ場でありながらも、非会員(ビジター)のプレーも受け付けるゴルフ場のこと。会員制ではなく、誰もがプレーできるゴルフ場はパブリックコースと呼びます。日本では、ほとんどのコースが会員制のセミパブリックコースです。
セルフプレー
キャディを同行せずに、プレーヤーだけでラウンドするプレースタイルのこと。キャディフィを節約できる分、リーズナブルにラウンドできるメリットがあります。
前進4打
ゴルフ場が取り入れているローカルルールの1つで、プレイング4とも呼ばれます。ティーショットをOBした場合、前方の特設ティー(イエローティー)から、ティーアップして4打目を打つことができます。ティーイングエリアで何球も打ち直す必要がないため、プレーの進行をスムーズにします。このルールが適用されるホールには、ティーイングエリアにそれを示す看板があります。

ソール
ゴルフクラブのヘッド部分の底面、地面と接する部分のこと。打つ前にクラブの底面を接地させることを「ソールする」と呼びます。バンカー内では、打つ前にソールすると2罰打になります。