た行

タイブレーク
所定のラウンドを周回した後、スコアが同点だった場合に、勝敗や順位を決めること。その方法のことは、タイブレーカーと呼びます。有名なのは優勝者を決める方法で、プロの試合では、サドンデス方式や1ホールもしくは複数ホールのストロークプレーがよく用いられています。アマチュアの場合は、カウントバック方式、マッチング方式、年齢やハンディキャップなどで決めることが多くなっています。どの方法で決定するかは事前に決めておく必要があります。
ダウンスイング
ゴルフのショットを行う時の動作の1つ。トップオブスイングから切り返し以降の、インパクト直前までの動作のこと。
ダウンブロー
ゴルフスイングの方法の1つ。スイング中、クラブヘッドが最下点に達する手前の、まだ下降を続けている途中でインパクトを迎え、インパクト直後にクラブヘッドがボールの先の地面の芝(ターフ)を削るようなスイングのこと。特にアイアンをスイングする時に理想的なスイングとされています。
ダフリ
ボールの手前の地面を打ってしまうミスのこと。英語で「叩く」を意味する“duff”に由来しています。ボールに当たる前にクラブヘッドが地面を叩くことになるので、その度合いにもよりますが、ボールの飛距離は大きく減少します。
ダブルボギー
パー(規定数)よりも2打多いスコアのこと。パー4のホールで6回打った時や、パー3のホールで5回打った時など。略して「ダボ」。

チーピン
極端に左方向に曲がっていってしまうフックボールのこと(右打ちの場合)。麻雀牌の七筒(チーピン)のような軌道を描くことから、こう呼ばれます。
チッパー
パターとアイアン・ウェッジとの中間の形状をした、アプローチ専用のクラブのこと。グリーン周りのチップショットや、ボールを転がして寄せるアプローチショットに適しています。
チップショット
主にグリーン周りから、ピンを狙う時に使うアプローチの種類の1つ。ボールを宙に浮かせる距離より、転がす距離の長いショット。ランニングアプローチ。
チャックリ
ボールではなく、手前の地面を叩いてしまうことで、アプローチでのダフりの一種。「ザックリ」よりも、さらにボールが飛ばないミスショットのことを指す場合も。
チョロ
ボールの上部をクラブヘッドの底でかすってしまったり、大きくダフってしまったりなどして、ボールがほんのちょっとしか飛ばなかったミスショットのこと。

ツーサム
2人でゴルフコースをラウンドすること。多くのゴルフ場では4人1組で予約してラウンドしないと追加料金が発生したり、他のプレーヤーとの組み合わせになってしまうことがあります。「2サム(ツーサム)保証」「2B(2バッグ)保証」と書かれているコースは、2人でプレーが可能という意味。割増なしと記載されていれば、通常料金でラウンドできます。

ティー
ボールを乗せる道具のことで、ティーペグ、ティーペッグとも呼ばれます。また、ティーアップをする場所や、ティーイングエリアのことを指す場合もあります。
ティーアップ
ボールをティーに乗せて、ショットができるようにすること。ティーアップできるのは、ティーイングエリアから打つ場合(1打目もしくは1打目の打ち直し)か、特設ティーからショットを打つ場合のみです。
ティーチングプロ
ゴルフを人に教えるための資格を持っているプロのこと。競技能力よりも、わかりやすいレッスンのための知識を必要とします。日本では、日本ゴルフ協会が主催するティーチングプロ資格認定試験に合格した人をPGAティーチングプロとして認定しています。この資格には、A級とB級があります。ほかにもLPGAをはじめ、さまざまな団体が、ティーチングプロの資格を発行しています。
ティーイングエリア(ティーグラウンド)
各ホールのプレーをスタートする場所のこと。2つのティーマーカーを結んだ線から、2クラブレングス分の後方の幅、目に見えない仮想の線で囲まれた長方形の区域を指し、このエリア内にボールをティアップして打つ必要があります。このエリア内にボールがあれば、立った時の足の位置(スタンス)は、エリアから出ていても問題ありません。2019年のルール改正以前はティーグラウンド(ティーインググラウンド)と呼ばれていました。
ディボット
主にアイアンなどのゴルフクラブで、地面にあるボールを打った時にクラブヘッドで削れてしまった芝のこと。削られた部分は「ディボット跡」と言います。ディボット跡には目土を入れて、芝の修復を促しましょう。
ティーマーカー
ティーショットを打つティーイングエリアを示す目印のこと。2つ1組になっています。男性用、女性用、バック、チャンピオンなどの種類があり、色分けされています。
ディンプル
ゴルフボールの表面にたくさんあるくぼみのこと。英語で「エクボ」の意。形状や数、大きさによって、ボールの飛距離や飛び方、止まり方まで様々な影響を及ぼします。形状・深さ・数は、各メーカーで工夫を凝らしているためゴルフボールによって異なり、メーカーの特許の対象になっています。
テークバック
スイングの動きの1つで、アドレスの状態からトップオブスイングに向かってゴルフクラブを動かす動作のこと。
テンフィンガーグリップ
指を絡めたり重ねたりせずに、10本の指すべてを使ってクラブを握るグリップのこと。特に、野球のバットに握り方と同様に、左手の親指を右手のひらの下に入れない握り方をベースボールグリップと呼んで、テンフィンガーグリップと区別することもあります。
テンプラ
ドライバーなどの特にウッド系のクラブで、打ったボールが高く上がり過ぎてしまうミスショットのこと。ティーアップが高過ぎるなどの原因で、ボールの下部分をクラブフェース上部、クラウンとの境目付近で打つと起こりやすい。

ドーミー
マッチプレーで、一方が勝ち越しているホール数と、残りのホール数が同じになること(たとえば、18ホールマッチで16番ホールまで消化し、一方が2アップしている状態)。負けているほうは後がなくなり、そこで引き分けもしくは負けると、残りのホールをすべて勝っても逆転できないため、勝負が決まります。ドーミー状態になったホールのことを「ドーミーホール」と呼びます。
同伴競技者
同じ組でラウンドするプレーヤーのこと。同伴者。
特設ティー
OBを打ってしまった時の前進4打や、池ポチャをした時に次打を打つ地点としてローカルルールで定められた場所のこと。黄色のティーマーカーで示されていることが多い。
ドッグレッグ
ティーイングエリアからグリーンまでのホール形状が真っすぐではなく、「犬の足(ドッグレッグ)」のように途中で折れ曲がったホールのこと。右に曲がっているものは右ドッグレッグ、左は左ドッグレッグと呼び、右ドッグ、左ドッグと略すこともあります。
トップ
(1)インパクトで、クラブフェースの最下部(リーディングエッジ)でボールの赤道より上部を叩いてしまうミスのこと。ボールの上部=TOPを打ってしまうことから、このように言われます。また、このミスが出た時は「トップした」という表現をします。
トップオブスイングのこと。

(2)トップオブスイングのこと。
トップ(トップオブスイング)
スイングの動作の1つで、バックスイングからダウンスイングへ切り替える瞬間、両手の位置が最も高くなった状態のこと。レッスンなどで「トップ」と略されることが多い。
ドライバー
最も飛距離が出るゴルフクラブの1つ。主にパー3ホール以外のティーショットで、ティーアップしたボールを打つ時に使われます。まれに地面の上にあるボールを直接打つ「直(じか)ドラ」と呼ばれる高度な技術で使われることもあります。他のクラブと比べるとヘッドが一番大きく、シャフトが一番長く、重量が一番軽くなっています。
ドラコン
ドライビング(ディスタンス)コンテストの略で、ドライバーの飛距離を競うこと。ドライバーを使ったショットで、フェアウェイをとらえながら、どれだけ遠くに飛ばせるかを競います。フェアウェイを外れるとノーカウントとなることが多く、飛距離と方向性の両方が求められます。
トリプルボギー
パー(規定数)よりも3打多いスコアのことを言います。パー4のホールで7回打った時や、パー5ホールで8回打った時など時など。略して「トリ」。
ドレスコード
服装規定。ゴルフ場を訪れるゴルファー達が、お互い気持ち良く過ごすために、どのような服装がふさわしいかを示す指標。各ゴルフ場によってドレスコードは異なるので、行く前に調べておくことをおすすめします。
ドロップ
(1)ボールが打てない状況にあり、動かす必要がある時に、ボールを拾い上げて別の場所に動かす時に行う動作を「ドロップする」と呼びます。2019年のルール改正以前は、腕を水平に伸ばして肩の高さからボールをドロップしていましたが、ルール改正により膝の高さから静かにボールを落とす方法に変更されました。
(2)ドライバーショットやラフからのショットなどで、バックスピン量が少なく、ボールの滞空時間が短くなってすぐに落下してしまう現象のこと。